こんばんは、ADCHです。
先日、何気なくテレビを観ていたら、一番安いメニューで一皿100円という焼肉屋さんを紹介していました。
100円なのは、「トントロ」「豚バラ」「塩ダレ若鶏」など6種類。
牛肉メニューは100円ではないものの、それでも牛カルビが399円と格安![]()
しかも、肉は「安かろう悪かろう」ではなく、牛肉については和牛にこだわっているそうです。
なお、このような価格設定は品目を絞って効率よく仕入れることにより実現しているのだとか。。。
これだけの価格で採算を取るためには日単位で徹底的なコスト管理が必要だろうと想像できます。
そして、さらに驚きなのがこの店のサービス![]()
最近、機械を導入することで店員の数を減らすことで人件費を下げ価格を押さえている飲食店も多いですが、この店は様子が異なります。
リッツカールトンのサービスを手本に、テーブルごとに担当を付け、各顧客の都合に応じた接客をするなどきめ細かいサービスを実践しているといいます。。。
ちなみに、店内の内装も高級感たっぷり。
格安店でありながら高品質のサービス![]()
まさに、財布の紐は堅いものの、目が肥え付加価値を求める現代の客層のニーズを満たしたビジネスモデルと言えるのではないでしょうか。
今後こうした低価格と高品質をうまく両立させた商売へのニーズはますます高まると予想されますが、厳密なコスト管理など、誰もがすぐに真似できるわけではないため、進出を図る企業は相当困難を強いられるでしょう。
しかし、それ以上に「高級店」の付加価値が付加価値でなくなるのではないかということが懸念されます。
もちろん、既存の高級店にはこれまで付いているお客様がいるでしょう。
しかし、新規での取り込みを考えた時、小手先のサービスではなく「さすが高級店」と顧客を唸らせ、高い料金を支払ってもらうための方策が必要になってくるのではないでしょうか。
まさに、高級店の底力が問われる、そんな時代が迫ってきているように感じました。