風花 23 ランチ | 緑の木陰で妄想日和

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相葉さんのお名前をお借りして
女の子といろいろ絡むお話。
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お話部分のみ、お引越し♪
この分野にご理解のない方はお控えください。

(23)ランチ

相葉さんがお昼に連れて行ってくれたのは、図書館からごく近いところにあるおしゃれなカフェだった。
朝に待ち合わせた店も(入らなかったけど)素敵だったし、相葉さんのチョイスって外さないんだなぁ、と変なところで感心した。

やっぱりこれは女性を誘い慣れてるというか、彼女さんの趣味、だろうか。
ていうか、彼女さんいないって言ってた。
ほんとにいないのかな?
なのにこんなおしゃれなカフェを知ってる、てことは前カノさんだ。
そう思って、また胸がチクンと痛んだ。

さっきの言い方も、僕もたまにはそういうところで食べたいとか、気を遣わせない相葉さんらしい言い方だけど、すごく気になる。
聞いてはみたいけど、今はそんな場合とシュチュエーションじゃないし。

さり気なくオーダーしやすいようにメニューを選んでくれたり、スマートに振る舞ってくれるのがくすぐったくて嬉しくて、でも見えない彼女さんの存在にちょっとチクンとしたり、なにかと気持ちが忙しいランチだった。
味なんかわからなかった。
向かい合ってランチプレートを食べて、まるでデート。
仕事なのに、勉強しなきゃいけないのに、気持ちはふわふわ、どきどきした。

お店を出る時も、この前もおごっていただいたのだから今回はそんな訳にいかないと思って、頑張ってお金出しますって言い張ったけど、『先輩なのに後輩に出してもらう訳にいかないでしょ、ここは大人しくおごられてね。今度またコーヒー飲ませてくれればいいから』と言われて、受け取ってもらえなかった。

今度。
てことは次があるの?
また、相葉さんと待ち合わせしたり? お茶したりできるってこと?
そんな風に相葉さんが言ったりするから、そんなだから私がただの後輩だということを忘れてしまいそうになるんだ。
どんなに自分では勘違いしないように言い聞かせて、後輩の立場を忘れないようにしようとしても、相葉さんはその垣根をするっと越えて、勘違いしたくなることばかり言ったりしたりしてくる。

どうして?
私、期待しても、いいのかな?

聞きたくて、でも当然だけど何も聞けないまま、図書館に戻って調べものの続きをした。
気にはなったものの、ちゃんと集中しないとついていかれないから、作業が始まったらそんなことはすぐに頭のなかから消えていった。



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