風花 序 第一章 出会い 1 交差点 | 緑の木陰で妄想日和

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相葉さんのお名前をお借りして
女の子といろいろ絡むお話。
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本家FC2ブログ「心にいつも相葉雅紀」から
お話部分のみ、お引越し♪
この分野にご理解のない方はお控えください。

いつも遊びに来ていただいてた方、ご訪問ありがとうございます。

初めましての方も、来ていただいてありがとうございます。

昨日お知らせした通り、ただ今から風花始めます。

 

以前にアップした、「雪」の続編となります。

なので、ぜひそちらをお読みいただいてからご覧いただくとよろしいかと思います。(←宣伝。笑。読まなくても特に困らないです)

 

昔、FC2ブログに掲載当時の風花はぐだぐだ過ぎて気に入らず没にしてましたが、管理人比でかなり修正しました。が相変わらずのお二人です。
 

超遅筆ですのでまだ番外編は書き終わってませんが、とりあえず本編を。

。嵐さん以外では小瀧望くんが登場します。こた坦さんがこちらにいらっしゃいましたらイメージに合わなかったらすみません。


最高にじれったくいらいらして欲求不満が溜まるお二人を、それでもいいよって方のみ、以下、どうぞ楽しんでみてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

序章 散る桜


僕には雪が降るたびに、桜が散るたびに、思い出す人がいる。

ずっとあの子を想って季節をく過ごしていくんだと思ってた。
ふわふわと風に舞う白い花を見るといつも思い出すんだ。あの子と、交わした会話を、いくつも。
あれから何回も、雪が舞うたびに繰り返した記憶と問い。

ひょうひょうと鳴る風で、桜の花びらがそこらじゅうに舞っていて、その中を僕はあの子と歩いていく。
僕を見上げて頬をふっくりとさせて目がないみたいに細くして笑っている、あの子。

サラサラの黒髪に桜の花びらが絡んで、手を伸ばして取ってあげて、笑って。
もう花びらなんかないのに髪に触れて、顎に触れて。

どうすればあの子はまだ僕の隣にいてくれたんだろう?




















第一章 出会い


(1)交差点

私、水野波奈。22歳、社会人一年生。この春、大学を卒業したばかりの新人OLだ。

その日、朝から私は走っていた。
なかなか内定が出なくて、ようやく入れた会社。
就活は厳しかったけど、頑張った甲斐あって好きな業種に就職できた。

入社式の一週間前。
新人たちは一度本社に集められ、ガイダンスとオリエンテーションを受けることになっている。
入社式はまだだけど、もう仕事は始まっているようなものだ。
こういうの受けてる間に学生気分を抜いといてね、てことだろう。

あぁもう。
早朝から7階会議室に集合しなきゃいけないのに、慣れないヒールとスーツだし、電車はラッシュ真っ只中の時間帯で乗り込むのに手間取ってしまった。
もうこんな時間。まずいよぅ。

本社には何度か足を運んでるけど、会社訪問、入社試験、面接やなんかはラッシュを避けて設定してあったから、あのすし詰めの満員電車はじつは初めてだ。これ、朝から気力を削ぐのに十分だな。
最寄りの駅を出たところで、すでに疲労困憊。
はー、この先やってけるのかな私。心配になる。

駅からわりと近めのビルにある本社だけど、信号を3つ渡らなきゃいけない。
時間に余裕を見て出てきたものの、ラッシュに手間取ったのと、やっぱり少し早めについておきたいのとで、つい急ぎ足になった。初出社の緊張もあって、交差点を後ろから左折してきた車に気付かなかった。

『危ない!』

声と同時に腕を引っ張られて、びっくりする前に車がけっこうなスピードですぐ脇を通り抜けて行った。
あ、あぶなかった…。

「あ、あの、ありがとうございました」
助けてくれた背の高い人を振り返って見上げて、ちょっとどきっとした。
わ、かっこい…。

『大丈夫? ちゃんと見てないとだめだよ』

あ、ちょっと怒ってる。男の人なのにすごくきれいな顔立ちで、そういう人が厳しい顔をするとなんか近寄りがたくて怖い。
「すみません…」
うなだれて、まだ掴まれたままの手に目をやった。

『ああ、ゴメン!』
慌てて手を離してくれて、
『ごめんね。…じゃ、気をつけて』

にこっと笑ってくれた。
うわ。
笑うとすごい…なんていうか、おひさまみたい。
目尻に笑い皺がよって、口がにぱっと開いて、思わずこっちも笑っちゃうくらいの破壊力。

そのまま赤信号に変わったから、黙って並んだまま立っていた。
ちら、と横目で見たくなっちゃうほどかっこいいけど、あんま見ちゃいけないよね。意思の力でぐっと我慢して前を向いていた。

やがて信号が青に変わると、その人は、
『じゃあ』
またあの太陽みたいな笑顔を見せて、片手を上げるとすたすたと歩いて行ってしまった。
足長いから歩くの早いんだな。

行く方向はでも同じみたいで、なんだか後をついて歩いてるみたいになった。とはいえ彼の歩く速度はとても速くて、どんどん先を歩いていく後ろ姿はみるみる遠ざかっていく。
つい目で追っていると、彼は私の目指すビルに入っていった。
わぁラッキー。
一緒のビルなら、また会えるかもしれない。

ちょっとうきうきして、急ぎ足で続いてビルに入っていったけど、混雑するエレベーターホールではランプがいくつも点滅していて、さっきの人はもう見当たらなかった。
残念。でも同じビルならまた会えるかもしれない。

ちょっとエレベーターに乗り込む人の波に乗り遅れてぼやっとしていたら、後から来る人たちと肩がぶつかった。
だめだめ。しゃんとしなきゃ。

ひとつ深呼吸して私も混み合うエレベーターに乗り込んだ。



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