<6月28日のポイント>午前中のドル買いにびっくり、ドル円は押し目待ち | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

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きょう午前のドル買いには驚いた。あの値動きだと、かなり大量のドル買いだったと思う。期末に動くのはロンドンフィックスと睨み、PCEコアデフレータあたりから臨戦態勢に入ろうとう思っていたので、出し抜かれた。
 

そもそも、昨日の東京とNY序盤に、一昨日の欧州時間に抵抗となっていた160.30-40で支持された時、ロングしようと思ったのだが、値位置の高さとPCEコアデフレータを翌日に控えていることから躊躇ったのが間違いだった。躊躇がなければ、ひと勝負終えて、今夜の勝負を憂いなく迎えることができただろう。動いている相場では、相場の機微を感じ、躊躇いなく一手を打っていくことの重要性を改めて思い知らされた。いくつになっても、相場はその時の自分を映す鏡だ。
 

さて、いつまでも悔恨の念に駆られても仕方ないので、仕切り直しだ。正直、この値位置、そして、いまの一方的な状況から上値を追って買いたくはない。160円台前半に引き付けて買いを考えたい。160円をしっかり割ると週足の上ヒゲが長くなるので、そこは手仕舞いとしたい。
 

ショートについては、値動きを見ながらとしたい。介入があっても、売りが止まれば、そこは再び買い場になりそうだ。また、ドルインデックスをみると、ドルの上値は対円に限らずまだあるように見える。安易なドル売りは避けたいと思っている。
 

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