佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

FOREXを中心に、マーケットの鼓動をお伝えします

「もう介入以外に、円高に振れないのか」。ゴールデンウィークを終えて、そう感じている。今回の介入、昨日も書いたが、155を割ることが出来なかったことが、いまのところ大きくのしかかっている。6日には、とどめを刺すタイミングがあったのだが・・・。それだけ、買いが厚かったか、介入担当者が相場の真の「急所」を見誤ったかのいずれかであろう。
 

ところで、来週12日、ベッセント米財務長官は、高市首相、片山財務相、植田日銀総裁らとの個別会談を行う。この極めて重要な政治イベントを目前に控えながら、ドル円が156円台半ばから後半で平然と推移している現状は、市場参加者がすでに「趨勢(円安)を見極めた」という確信か、あるいは「介入への慢心」に陥っていることを示唆している。この「答え合わせ」の瞬間が、近づいている。
 

個人的には、今回の介入は失敗で、最終的に円安に向かうと考えている。しかし、懸念すべきはメディアの論調だ。現在、報道のほぼ100%が「介入は失敗」「円安は止まらない」という一色に染まっている。相場は最終的にはファンダメンタルズに帰結するが、短・中期的なプロセスには必ず激しい紆余曲折が伴うものだ。「介入は単なる絶好の押し目買いの機会」というコンセンサスが市場を支配し、円売りポジション(買い玉)が極限まで膨らんだ時こそ、最も危険な局面と言える。来週の個別会談をきっかけとした「サプライズによる円急騰」というシナリオも、頭の片隅に入れておこうと思う。


5月10日からの一週間の主な政治経済イベント

—【11日】—————————————————————
中国生産者物価指数(4月)
中国消費者物価指数(4月)
米中古住宅販売件数(4月)


—【12日】—————————————————————
日本勤労者世帯家計調査(3月)
日銀金融政策決定会合主な意見(4月27・28日開催分)
日本景気動向指数(3月)
独消費者物価指数確報値(4月)
スイス生産者・輸入価格(4月)
独ZEW景況感指数(5月)
ドレンツ・スロベニア中銀暫定総裁 講演
南ア雇用統計(1Q)
南ア製造業生産指数(3月)
米消費者物価指数(4月)
グールズビー米シカゴ地区連銀総裁 講演


—【13日】—————————————————————
日本経常収支(3月)
仏消費者物価指数(4月)
ラデフ・ブルガリア中銀総裁 講演
トルコ経常収支(3月)
ユーロ圏GDP改定値(1Q)
ユーロ圏鉱工業生産指数(3月)
米MBA住宅ローン申請指数
米生産者物価指数(4月)
独経常収支(3月)
コリンズ米ボストン地区連銀総裁 講演
マン英金融政策委員会(MPC)委員 講演
カシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁 講演
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁 講演


—【14日】—————————————————————
英GDP速報値(1Q)
英鉱工業生産指数(3月)
英製造業生産指数(3月)
英貿易収支(3月)
カナダ卸売売上高(3月)
米輸入価格指数(4月)
米新規失業保険申請件数
米小売売上高(4月)

ピル英中銀(BOE)チーフエコノミスト兼金融政策委員会(MPC)委員 講演
ハマック米クリーブランド地区連銀総裁 挨拶
バー米連邦準備理事会(FRB)副議長 講演

休場:スイス


—【15日】—————————————————————
香港GDP(1Q)
米NY連銀製造業景気指数(5月)
カナダ製造業出荷(3月)
米鉱工業生産・設備稼働率(4月)


※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
https://ing.forexnote.jp/calender.php