<6月11日のポイント>クロス円のロングならポン円か、ユーロポンドのショートに妙味も | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

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前日は欧州議会選挙で極右政党を含む中道右派政党が躍進したことから、政治的不安が広がり、ユーロが売られました。金曜日に米雇用統計のサプライズで売られていたので、チャート的には、ギャップを空けて一段安といった格好になりました。チャート的には、ユーロドル、ユーロクロスは、目先、戻り売りになりやすそうです。
 

日程的には、欧州議会の結果を受けて、解散総選挙に打って出たフランスの国民議会選挙の決選投票が行われる来月7日あたり、少なくとも1回目の投票の今月30日までは、ユーロは売りが出やすいでしょう。選挙の結果次第ではさらなる下落もありそうです。
 

FX取引で考えると、これまでクロス円で上昇の主役となっていたユーロ・円のロングが躊躇われます。選挙日程をみると、7月4日に英総選挙があります。こちらは、公約にEUとの関係改善を掲げている労働党の勝利が見込まれています。ポンドにとっては買い材料になる可能性があります。クロス円のロングなら、ユーロ円よりポンド円、または、ユーロポンドのショートにも妙味がありそうです。
 

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