昨日のドル円、クロス円は、大きく売り込まれました。3日に発表された5月の米ISM製造業景況感指数あたりから相場の流れが変わりました。米債金利の低下が顕著です。
4日の東京序盤はやや円安で推移しましたが、その後は一方的な下げとなり、ドル・円は154.55まで下落、陽線が続いたクロス円も急落となり、ユーロ円は当日の高値から2.64円、ポンド円に至っては3.21円もの暴落となりました。
これでしばらくは、円買い優勢の相場となるとみていたのですが、なんと今日の東京時間から円売り相場が再開されています。欧州時間にドル円は156円台前半まで上昇しています。これで昨日の下げは帳消しです。ちょっと、早過ぎように思いますが、これがいまの円の実力なんでしょうね。
ここからのポイントですが、超短期では156.50付近の抵抗を上抜けるか否です。この水準を突破すれば、157円台に入り、再度、158円乗せを試しそうです。157円台は大きな壁なので、なかなか突破できないと思いますが、クロス円は再び上値を試すことになりそうです。円絡みは、押し目買いが報われる相場が続きそうです。