注目された米消費者物価指数は、前月比が市場予想を0.1%下回った以外は、予想通りでした。昨日のドル売りは、米小売売上高やNY連銀製造業景況感指数が市場予想を大きく下回ったことが大きかったようです。
ドル円は、今日の東京時間には153.60まで突っ込みましたが、欧州時間には154円台後半まで戻しています。昨日の値動きをみると、一連の米経済指標発表後の戻りが155.80前後で抑えられており、156円回復がポイントになりそうです。もっとも、その前に155円の手前でもたついているので、今夜のNYで155円台を回復できるかが最初の関門になります。
ここからですが、目先は、米債金利の低下から戻り売りが優勢となりそうです。ただ、中長期的にはまだ、円売りが有効かと思っています。さすがに151円を割ってくると、大きな流れが変わる可能性があるとみています。