円安が止まりませんね。植田さんが会見で足元の円安について「基調的な物価上昇率に、円安が今のところ大きな影響を与えているということではない」と火に油を注ぐような発言をしたので、勝負あったと思いました。ただ、その日のうちに158円台まで上昇するとは、びっくりです。158円台に入ったのは、日本時間の27日の5時半過ぎですから、狙い撃ちです。
これで介入でしか円安は止められないでしょう。しかも、介入を実施しても、あくまで円安のスピードを抑制するスムージングオペレーションです。介入で急落したところは、当然、口をあけて待っている向きも多い。この円安、簡単には止まらないでしょう。
一方、CFTC建玉明細をみると、円のネットショートが17万9919枚まで拡大しています。ショートが溜まっているので、今後、買い戻しなどから一時的に急激な円高に振れるなどボラティリティの上昇が予想されます。相場としては、一段と目が離せなくなってきました。
来週ですが、日本はゴールデンウイークに突入し、日本市場がお休みの時に仕掛け的な円売りが出る可能性は十分にあります。160円ももう間近なので、介入もありそうです。また、米ISM製造業景況感、FOMC、米雇用統計とイベントも目白押しです。来週も円絡みを中心に為替相場は大きく動きそうです。
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4月21日からの一週間の主な政治経済イベント
—【28日】—————————————————————
米大統領予備選挙（民主党：プエルトリコ）
—【29日】—————————————————————
独小売売上高指数（3月）
レーン欧州中銀（ECB）専務理事（チーフエコノミスト） 講演
独消費者物価指数（4月）
デギンドス欧州中銀（ECB）副総裁 講演
休場：日本
—【30日】—————————————————————
日本有効求人倍率（3月）
日本雇用統計（3月）
日本鉱工業生産指数（3月）
中国製造業購買担当景気指数（ＰＭＩ）（4月）
豪小売売上高（3月）
中国財新製造業購買担当景気指数（ＰＭＩ）（4月）
仏ＧＤＰ速報値（1Q）
英ネーションワイド住宅価格（4月）
仏消費者物価指数（4月）
仏生産者物価指数（3月）
スイスＫＯＦ先行指数（4月）
トルコ貿易収支（3月）
独雇用統計（4月）
独ＧＤＰ速報値（1Q）
ユーロ圏消費者物価指数（4月）
ユーロ圏ＧＤＰ速報値（1Q）
南ア貿易収支（3月）
米雇用コスト指数（1Q）
カナダＧＤＰ（2月）
米住宅価格指数（2月）
米Ｓ＆Ｐケースシラー住宅価格指数（2月）
米シカゴ購買部協会景気指数（4月）
米消費者信頼感指数（4月）
—【01日】—————————————————————
ＮＺ雇用統計（1Q）
英製造業ＰＭＩ確報値（4月）
米ＭＢＡ住宅ローン申請指数
米ＡＤＰ雇用統計（4月）
米製造業ＰＭＩ確報値（4月）
米ＩＳＭ製造業景況指数（4月）
米建設支出（3月）
パブロ・エルナンデス・デコス・スペイン中銀総裁 講演
米ＦＯＭＣ
米パウエルＦＲＢ議長記者会見
休場：独・スイス・中・香港
—【02日】—————————————————————
日銀議事要旨（3月18・19日開催分）
豪住宅建設許可件数（3月）
豪貿易収支（3月）
スイス消費者物価指数（4月）
スイス小売売上高（3月）
仏製造業ＰＭＩ確報値（4月）
独製造業ＰＭＩ確報値（4月）
ユーロ圏製造業ＰＭＩ確報値（4月）
香港ＧＤＰ（1Q）
カナダ貿易収支（3月）
米新規失業保険申請件数
米非農業部門労働生産性指数（1Q）
米貿易収支（3月）
米製造業受注（3月）
米耐久財受注改定値（3月）
休場：中
—【03日】—————————————————————
仏鉱工業生産指数（3月）
トルコ消費者物価指数（4月）
トルコ生産者物価指数（4月）
英サービス業ＰＭＩ確報値（4月）
香港小売売上高（3月）
ユーロ圏雇用統計（3月）
米雇用統計 （4月）
米サービス業ＰＭＩ確報値（4月）
米ＩＳＭ非製造業景況指数（4月）
休場：日本・中
※詳細はこちらのサイトで確認ください↓↓↓
https://ing.forexnote.jp/calender.php