1月12日のポイント・・・ドル円は押し目買いか | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

FOREXを中心に、マーケットの鼓動をお伝えします

昨日の米消費者物価指後のドル・円の動きは、とても厄介なものになりましたね。発表された数値は市場予想をわずかに上回りましたが、初動はなぜかが売られて、145.14まで下落しました。しかし、すぐに買い拾われて、146.00を突破すると、146.41まで水準を引き上げてました。
 

ただ、その後は、米金利の低下を受けて、徐々に上値を削る展開となり、NY終盤はダラダラと水準を引き下げ、145.29で引けました。そして、今日の東京時間には、144.85まで下落する場面がありました。
 

チャート的には、上ヒゲの長い陰線が立ち、目先は売りがやや優勢となりそうです。ただ、21日線が上昇に転じ、現在値も同水準を上抜いています。年初からの上昇トレンドは、継続しているとみています。
 

昨日、戻りを抑えられた146.40-60という水準は、昨年12月11日の戻り場面でも、戻りを叩かれている。比較的強い節です。また、一目均衡表の雲の下限もこのあたりにあります。この水準を突破するには、少し時間が掛かりそうです。ただ、この水準を突破すれば、昨年12月6日の高値147.50への回廊が開かれると考えています。143.50を割るようなら、また下降トレンドに逆戻りとみますが、いまのドル円は、まずは押し目買いでみています。さて、どうなることやら。
 

FOREX NOTE 2024 為替手帳 好評発売中