1月10日のポイント・・・思いのほかドル円が強い | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

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FOREXを中心に、マーケットの鼓動をお伝えします

思いのほかドル円が強いです。先週金曜日の米雇用統計、その後のISM非製造業景況感で米金利は右往左往、ドル・円も145.97まで上昇後、143.80に沈み、チャートは高値圏での十字線となりました。これで戻り場面は終わり、下攻め再開とみていました。実際、昨日は143.62まで下落、143.00を割れば、走る可能性があると考えいました。
 

ただ、その後、メディアではロンドンフィックスに向けての買いと報道されていましたが、強い買いが入り、144円台を回復すると、今日の東京終盤には145円台に入る場面がありました。まだ今日の取引が終わっていないので、何とも言えませんが、145円台で引けるようなら、チャートは悪くないです。
 

明日の12月の米消費者物価指数次第でしょうが、今週中に146円台にしっかり乗せると、本格的に戻りを試す可能性も出てきそうです。クロス円がジリジリと戻していることも支援材料です。市場では、今年は日米に金利差縮小から円高を予想する向きが多いです。
 

ただ、この金利差でドル円をショートするには、高いボラティリティと明確にドル安トレンドが不可欠です。いまのように、じわじわと戻る相場において、ショートで突っ張るの真綿で首を締められているような状況です。個人的には、短期はドル売りで考えていました。ただ、昨日のNY時間の戻りがなんとも気持ち悪いので、明日の米CPIまで様子見に回ろうかと考えています。いまのドル・円相場は、146円に引き付けての売りならばいいでしょうが、突っ込んで売っていく場面では、なくなってきたかもしれませんね。
 

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