〈雑感〉FRBが市場を牛耳る、今夜は議会証言 | 佐藤りゅうじの今宵もうっしっし~

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FOREXを中心に、マーケットの鼓動をお伝えします

昨日、新型コロナウイルスの第2波の懸念から、時間外取引で暴落となった米株ですが、米連邦準備制度理事会(FRB)が社債の買い入れを開始すると発表すると、一転して買いが先行。終わってみれば、ダウは157ドル高でした。

市場は、FRBの政策や議長の発言で右往左往です。先週のパウエルFRB議長の記者会見をみていると、ハト派的な内容でした。ただ、市場がブルに強く傾いていたので、あまりにハト派的な発言に、実体経済はそれほど悪いのかと、びっくりして売りが先行したのでしょう。

今日は、パウエルFRB議長の議会証言があります。内容的には、先日の記者会見と似たようなものになると思います。緩和拡大でも出てくれば、株高、ドル安となりそうです。

昨日のユーロドルやオージドルの反発をみていて思ったのですが、市場は完全にドル安に舵を切っていますね。まさか、あの程度の押しで戻ってくるとは、考えてなかったです。オージドルなどは、短期的に売りでいいかと思っていましが、昨日のニューヨーク序盤の値動きをみて、ロングに変えました。

ユーロドルも、この値動きだと、1.1500超えもあまり時間がかからないかもしれませんね。年内1.2000ドルの可能性も十分ありそうです。ドル全面安の中、ドル円は、だけどこまで円安を維持できるか、そして、その果てには・・・。面白くなりそうです。