こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
九月に入り
早くも一週間が過ぎようとしています。
台風13号が関東に上陸するコースのようです。
風はそれほどでもなさそうですが
明日は大雨の予報となっています。
新潟県にも昨日待望のまとまった雨が降り
「ほんとうによかった」
「これで農家の方々も一安心」
と思っていたのですが
米農家の方々にとっては
どうやらそうではなさそうです。
「8月中には欲しかったけど
もう雨はいらない。かえって降られても困る」
「田んぼがカラカラに乾いている状態になっているのに
そこへ急激に雨水をもらうと
急激な膨張等でコメが割れてしまう」
「雨が降ると今度は田んぼが柔らかくなる。
土がぐちゃぐちゃになると機械も入りづらいし、機械も傷む」
「とにかく急いでいる。降ってきたら、もう刈れない」
という声が多く聞こえています。
8月中には喉から手が出るほど
切望していた雨も
逆に今まとまった雨が降りますと
収穫作業の妨げとなり米自体も傷むとのこと。
米農家の方々にとって
一足遅い恵みの雨
と言える部分が占めそうです。
本年は猛暑・水不足の影響もあり
一等米の比率もたいへん少ないとのこと。
今月・来月から出荷されるお米は
例年に増して貴重なものと感じますので
私たちは食べれることに
感謝の思いで向き合いたいものです。
あたり前に思える日常は
全てが奇跡の連続の上で成り立っています。
今日の平安が
明日以降も続くとはかぎりません。
ささやかな暮らしの中でも
生かしていただいていることに
感謝の思いを育てることが出来る人が
守護の神仏さまから愛され
守られていくことになります。
明日は二十四節気の白露を迎えます。
参拝に適した一日ですのでよろしければ。