産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
昨日の記事の続きになります。
青山で生まれ、現在もその住居でお住まいの方より
産土神社鑑定のご依頼を受けたのですが
そのご住所は私が青山で生活していた場所と
ほぼ同じといえました。
私もその頃は（３０年前）
まだそんなにしっかりと神社参拝はしておらず
参拝といえば年に数度ほど。
青山に居たときの初詣は
明治神宮でした。
今回あらためて
その時に住んでいた場所の地図を見てみますと
いろいろと気付くことも出てきます。
徒歩数分のところにあったベルコモンズの
交差点を中心に見てみますと
すぐそばにあるのが青山熊野神社（400m）
鳩森八幡神社（1.2キロ）
明治神宮（1.7キロ）
渋谷の金王八幡神社（1.8キロ）
渋谷区東の氷川神社（2.0キロ）
東京十社のひとつ 赤坂氷川神社（1.9キロ）
距離は全て、ベルコモンズがあった南青山３丁目
からの直線距離になります。
２キロ圏内に、
これらの神社が入ってくることを今回あらためて知り、
新鮮な驚きがありました。
他にも
稲荷神社や乃木神社がありますが
これらは産土神社（うぶすなじんじゃ）にはなりません。
よく間違われることが多いのに
赤坂の豊川稲荷がありますが
こちらは神社ではなく
曹洞宗のお寺になります。
そして明治神宮もまだ歴史が浅く
産土神社にはなりません。
さて
産土神社と鎮守神社は
それぞれ生誕地と現住所から
どれくらいの距離までが成り得るのか・・
これについての
ご質問も頂戴することがあります。
結論から申しますと
もっとも遠い場合で
産土神社は６～７キロ
鎮守神社は４キロ圏内です。
（どちらも直線距離です）
私がこれまで２１００人以上の方の
鑑定をさせていただいて
特殊な地域などの例外を除いて
これを外れることはまずありません。
数年前にある方の鎮守神社を調べているときに
「鎮守神社は最遠でどれくらいまでなのか・・」
という思いが浮かびました。
そのとき間髪いれずに
「一里である」
というメッセージが飛び込んできたんですね。
鎮守神社というのは
産土神（うぶすながみ）さまが
生誕地を離れた縁ある人間のことを
引越し先の土地の神さまにお願いされて
日々御力を貸していただけるように
ご縁を繋いでくださるわけです。
住んでいるところからあまり遠くては
参拝にもなかなか行けぬであろうと
とても気を配っておられるんですね。
それが一里（いちり・・約４キロ）
という距離のようです。
一里の里は
里親ともいえる産土神さまそのものを表します。
ですのでお住まいの現住所から一里圏内で
産土神さまと繋がれる鎮守神社が存在しています。
先ほどの青山３丁目の交差点から
直線で４キロ圏で見ていきますと
それこそ多数の神社が入ってきます。
軽く５０は越えるでしょう。
赤坂の山王日枝神社（2.4キロ）
先日の記事で紹介した
新宿中央公園の十二社熊野神社でも3.5キロです。
４キロですと
有楽町、新大久保、池尻大橋、代々木上原、恵比寿、市谷
この辺りも全て入ってくるんですね。
もちろん調べていくのには
重要なポイントもコツもあるのですが
「けっこう大変なんだな・・」
ということを
知っていただければ幸いです。
