前回のつづき
いよいよ、チチェン・イッツァのメインであるピラミッドの見物に。
むかしは上まで登れたらしいのですが、世界遺産に登録されたころから
「世界遺産は大事にしてもらわなきゃ困ります!」と
登れなくなってしまったらしいです。
まあ、仕方ないですね・・・。
ちなみにこの神殿の階段は、四辺に91段ずつで計364段
頂上の祭壇でプラス1段で、全部を足すと365段。
そう、ちょうど1年が365日であることを表しています。
ククルカンとは「羽毛のあるヘビ」という名のマヤ民族の神です。
マヤ文明では、ヘビが神聖なものとして扱われており、
ここの遺跡の中でもあちこちにその象徴がデザインされています。
ククルカンの降臨とは、毎年春分・秋分の日の年2回だけ、
太陽にピラミッドが照らされることで、その影が階段の西側に
ヘビのような形の光を照らす、というもの
(説明を聞くより 画像 を見た方が早い)
こうした演出は、太陽の軌道を正確に測定できないと
作り出すことができないもので、それだけこの文明の住人達が
優れた天文学的技術を誇っていたことを表しています。
ここが天文台になります。
マヤの正確な暦や天文学的な知識は、望遠鏡も何もないこの天文台で
ただひたすら天体を観測し続けたことで導き出されたとされています。
理論上は200年くらい天体観測を続けないとこれだけの発見はできないと
考えられています。
このなにもないジャングルの中の天文台で、
ただひたすら毎日太陽や星の軌道を観察し記録するだけの仕事を
しかもそれがなんの役に立つのかわからない中で続けるというのは、
さぞかし大変で、そのうち飽きてしまうのではないか?
とも思うのですが、ガイドさんの話では・・・
「ほとんど変化がないジャングルの中で生活している住人には、
毎日少しずつ変化する星空を観察することは
とても興味深いことだったのかもしれませんね」
確かに・・・
私たちだって、ささいな物事に興味を持つことから
とてつもなく大きなものを発見できるのかもしれません。




