以前に四国の有名中学が合格最低点を実際より高く発表して問題になったことがある。真っ当な入試をやっている学校なのであろう。
極端な難問と易問を組み合わせなくても、配点をいじらなくても良いテクニックもある。それは採点基準を変えるのである。
受験生によって採点基準を変えれば不正であろう。 しかし、設問ごとに採点基準を変えるのは全く不正ではない。100点満点中80点に相当する問題を異常に甘い採点でおこない、20点を異常に厳しい採点で行ってもなんのお咎めもないであろうし、採点基準まで公表している学校は聴いたことがないし、保護者もそこまで追及しない。
これをやれば受験者の分布を学校に都合よくコントロールしたうえで、見かけの合格最低点を高くすることもできる。
立場上、これ以上は述べないが、国語の入試で1番に漢字の書き取りが5問出ていて配点は10点と書いてあれば、保護者は1問あたり2点と思うだろうが、そうしなければいけないという法律はない。
5問正解→10点
4問正解→9点
3問正解→8点
2問正解→7点
1問正解→6点
0問正解→5点
としても文科省は異議を挟めないであろう。実際にセンター試験(共通一次時代の1989年)で教科間の得点調整のため0点の答案に50点近く点も与えた例があるのだから。しかも事後決定であった。
