こちらでも視点を変えて書いて見ました。

 

先日、ちょっとした用事で入ったお店での出来事。

手続き待ちの間、店員さんと何気なく世間話をしていたら、
いきなりこんな話を打ち明けられたんです。

 

「僕、ひとりでいるのが好きなんですよ。というか、誰かと一緒に暮らすのはもう無理ですね。プライベートは完全にひとりがいいんです」

 

──って、いきなりどうした!?

 

思わず「ちょっと早すぎません?30でその悟りは(笑)」ってツッコんでしまいました。

そこからは、止まらない彼の語り。

 

「実は1年前まで彼女いたんです。バイトで入ってきた子で、最初はこっちも役職ついてたから距離とってたんですけど…ランチ誘ったら好意を持たれて、断れなくて付き合っちゃって…」

 

「へぇ~(キャリアコンサルタントか)で、それで?」

 

「すごくいい子だったんです。でも僕、本当に人といるのが苦手で、だから最初からそっけなくしてたんですけど…ほんと、いい子で…」

 

「……で、つまり?」

 

「まあ、その…ただ遊びたかっただけなんですよね」

 

──そーゆーことかい!!!

 

思わず心の中でツッコんでしまいました(笑)

 

こういう出来事、実は日常茶飯事なんです。

ふとした待ち時間、ふとした隙間に、
老若男女問わず、なぜか深めの話をされることが多くて。

以前も、ある施設で順番待ちをしていたら、
インフルエンサーっぽい若い方から話しかけられました。

「あなたを見て、話したくなったんです。いろいろ聞いてみたいって思ったんですよね」
──え、なぜこの人混みの中で私を…?

ナンパではありません。ただ、初対面なのに数分で友達認定されていました(笑)
息子より年下だと思うけど…ありがたいような、戸惑うような。

 

でもね、最近気づいたんです。

これ、私の「長所」であり「短所」なんじゃないかって。

“異常に人に執着されてしまう”

もちろんすべての出会いがそうではないけれど、
どこにいても「他人との境界線」を引くのが少し遅いのかもしれません。

最初は普通だった人でも、
ある日から突然、こちらの生活に深く入り込んでくることがある。

 

不思議に思って、医師にも相談してみました。

「PTSDはあるけれど、性格的には…信じられないくらい真っ直ぐな人ですね」
そんな診断をされました。

まっすぐ、というより、たぶん隠せない性分なんだと思います。
それが、他人からすると“話しやすくて深く入り込みたくなる”のかもしれませんね。

 

今日のエピソードはちょっとした日常の一コマ。
でも、私にとっては「人とかかわること」と「自分を守ること」の難しさを思い出す瞬間でもありました。

境界線って、いつ、どこで、どう引くのが正解なんでしょうね。

※境界線のイメージしたプロントで生成したはずが…