裏閻魔/中村 ふみ

¥1,260
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少しダーク目なファンタジーでした。

利き掌にする「鬼込め」という刺青で、その人間の願いを叶える変わりに、身の内に鬼が宿る。
大怪我を負った際、彫り師に鬼込めをされた主人公は不老不死になってしまい、激動の時代を超えて生きていく!というお話です。

幕末から原爆投下まで、主人公のエピソードを追いながら時代が進んで行くということでしたので、日本史に多少は詳しくないと楽しめないかな?とおもっていましたが、大体のことをつかんでいればOKでした。

中学生くらいの知識で大丈夫です。

一人称で進んでゆくので小難しいことは無く、ストーリーを楽しめたのでよかったです。

感想としては、、、

思ったよりも軽い読み応えだったな。

コミック感覚でサクサク読めた。

不老不死が完璧な物では無く、自分で放棄できる選択肢があったというのがおもしろかった。

そこで即死を選べない人間の弱さと直面する主人公に親近感がわく。

次巻出たら、買うかな。

この人間臭い新米不老不死が、どういう風に生きてゆくのか見てみたい。

コミック化しそうだな。。。
模倣犯1 (新潮文庫)/宮部 みゆき
¥820
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5巻全部まとめての感想として。


ずっと読みたくて、なかなか手がだせなかった作品です。


なにしろ長いので。


途中で飽きるのを覚悟して手を付けたが結局一気読みでした。


つかれたぁ。おもしろかったぁ


逆に時間をかけちゃうと前にでてきた登場人物のストーリーを忘れちゃいそうなので、短時間で読むのがお勧めです。


事件の流れを、各登場人物の視点ごとに何度も重複し、そして進んでゆく構成です。


1つの物事や出来事から沢山の人達の人生が変わったり、それぞれの受け止め方が違ったりするのが面白かった。


立場がその人間の善悪の判断基準になってくるのだなぁ、というのが感想でしょうか。


しかし、どうして宮部さんはこんなに多くの人間を自分の中で生きた人間として捕らえられるのだろう。。。


どのキャラクターもちゃんと色んな事を考えて、その経験や信条から行動しているのが伝わってきて、凄く人間味を感じる。


やっぱ凄いな。





タイトルの意味が最後にストン!とハマるのが快感でした。


物語自体は後味のいい作品ではないが、色々と考えさせられて、自分の糧になった小説です。

ちょちょら/畠中 恵

¥1,680
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しゃばけシリーズでハマり、初めてしゃばけ以外を購入。
一気読みしてしまった。
要はお江戸版コンゲームですね。
平々々凡々々と称される新之介が、自殺してしまった優秀な兄の跡をついで藩の外交官たる居留守役になり、自分の藩のみならず全ての藩を救う為に奔走する、というお話。

主人公が超人でなく、平凡な所が良い。
そんな風に歌われていても、なんだかんだと「天才的なひらめき」を最後に主人公がかますのがコンゲーム小説の常套手段だが、このお話では、主人公は最後まで平凡。
周りの助力と、自分が思っていたよりも少しだけ強かった自分の実力だけで乗り切る。

等身大な新之介にとっても共感できる。
次巻はもっと大きい藩の居留守役になっちゃうらしいので大期待!!

という、シリーズ化するんだよねぇ??