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内容紹介
中国ロケにて読了
「悪」ってものは突き詰めると純粋なもんなのかもなっと感じた。
後半は生徒たちが次々に殺されていく。
主人公ハスミンは完璧な異常者で、通常の感覚をもっている読み手からしたら嫌悪の対象となるはずなのに、ハスミンサイドから描かれているときはなぜかそちらを応援する心境になってしまう。
『しくじらずに最後の一人まで殺せ!』と思ってしまう。
また、生徒側から描かれているときは犯人(ハスミン)に異常な恐怖を感じる。
理解不能の化け物に追い詰められているという恐怖と怒りを覚える。
自分の精神に疑いをもってしまうような、巧みな文章だった。
貴志さんの作品は当たり外れがあるなぁ・・・というのは個人的な感想ですが、これは当たりだった。
映像化した作品にも期待したいが、この微妙な感覚こそがこの作品の肝だと思う。
映像はこういうのは苦手だから、ただただハスミンを異常者の化け物として半分ホラーネタみたいに描かれないかが心配。
ドラマスタッフで飯食っといていうことでもないが、やはりお客さんに物語の裏にある心理操作をしかけるってところでは映像は小説には勝てないよなぁ。。。

