ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)/三上 延
¥620
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ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)/三上 延
¥557
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内容(「BOOK」データベースより)

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語



1,2と一気読みしてしまった。


古書店で起きる、本にまつわる推理物。


主人公「栞子さん」のキャラクターがとってもキュートで魅力的。


極度の人見知りで、知らない人とは会話も満足にできないが、本にかかわる話となると他人が引くほどにイキイキと話し出す。本がらみのことであればホームズ並みの推理力を発揮し、様々な不思議を解き明かす・・・というお話。


なんといっても、それぞれの章の題名にもなっている「今回の本」がすごく魅力的に紹介されているのが楽しい。


あらすじが紹介されてしまうものも多いが、それでもその本を読みたくなってしまう。


「時計仕掛けのオレンジ」は有名なのに読んだことがなかったので、これを読んで購入を決意した。


また、主人公の大輔が「本を読めない体質」という設定で、古書店の店員なのにもかかわらず自分単独では絶対に本の内容に詳しくなっていかない。


だから本の内容に関わることはずっと栞子さんが丁寧に解説してくれる。


なんというか、『うまいな!』というキャラクター設定w


シリーズが進んでもずっとこの形式でいけるんだろうなぁ。


単純に推理だけではなく、事件にかかわる人の思いだとか、栞子さんや大輔君の人間性だとかが描かれていてあきない。


さすが本屋大賞ノミネート作品です。

アイスクリン強し (講談社文庫)/畠中 恵
¥580
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内容(「BOOK」データベースより)

お江戸が東京へと変わり、ビスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。今日もまた、甘いお菓子目当てに元幕臣の警官たち「若様組」がやってきて、あれやこれやの騒動が…。キュートな文明開化物語。


「しゃばけ」シリーズの畠中さんの小説。

江戸から東京への時代の変り直後がお話の舞台です。

主人公の真二郎は西洋菓子職人。友人は警察官。幼馴染は成金の娘。

こんな面子でなんだかほのぼのと騒動に巻き込まれては解決してゆく。


この時代の物語ってあまり読んだことがないので面白かったです。

新しいものがいっぱいで活気にあふれている一方で、うまいこと時代の波に乗れずに落ちぶれた生活に落ちてしまう人たちも少なからず存在している、そういう混沌とした感じが伝わってきました。

でも暗くなりすぎず、登場人物達が『力強く』皆が生きていこうとしているのでなんだか前向きな気分になれます。

時代の力ってやつなんですかね。

シリーズ化するんでしょうか。

してほしいな。

ほのかな恋愛模様もどうなってゆくのか楽しみだし。

それに、ストーリーはとても面白いんだけれど、まだ少し物足りないというか。

主人公が「居留地で育ち、英語がペラペラ」・「西洋菓子の職人」という、設定があまり生きていない気がしました。

友人たちも個性的なキャラクターなので色々特技とか特殊な事情とかありそうだし。

そこんところもっとからませた騒動事件とかが読みたいなと思うので。


この作品の前日談的な小説も発売されているし。

次はそっちを入手してみようと思います。
もう誘拐なんてしない (文春文庫)/東川 篤哉
¥620
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内容(「BOOK」データベースより)

大学の夏休み、先輩の手伝いで福岡県の門司でたこ焼き屋台のバイトをしていた樽井翔太郎は、ひょんなことからセーラー服の美少女、花園絵里香をヤクザ二人組から助け出してしまう。もしかして、これは恋の始まり!?いえいえ彼女は組長の娘。関門海峡を舞台に繰り広げられる青春コメディ&本格ミステリの傑作。


本屋大賞受賞作の「謎解きはディナーの後で」で有名になった作家さんの小説。

一人外食の時のお供に小説を持っていなかったので、飛び込みの本屋さんで購入。
いや、なかなか面白かった。


「謎解き」を読んだ後、ミステリーと呼ぶにはあまりにコメディ色が強すぎるので『もう買わないなぁ・・・。』と思っていたのだが。


「謎解き」同様、コメディ色も強い。

読みごたえはライトノベルのよう。


しかしさすがに長編だけあって、ミステリー部分もしっかりしている。

さらに古典的にも旅情ご当地ネタが母体。

(とちゅうで2時間ドラマネタを登場人物達が話題にしているので、たぶん狙いでやった部分もあるのかな?)


この二つの新旧の感覚が違和感無でまじりあっているので、サラッと読めつつも下関の街並みがレトロに浮かんでくる。


新鮮な印象の小説でした。


職業病で、映像化したら面白そうだと思いつつも、偽装誘拐と殺人事件と偽札事件と船トリックと・・・と省けない部分に金と尺がかかりすぎて大変だろうなぁ・・・と勝手に断念。


スピード感もあって謎解きも楽しめて、とっても気軽。


この作家さんはもしかしたら長編のほうが面白いのかな?


他にも購入してみようかなと思わせてくれました。