自分のダメなところが観えていますか? | 人生を愉しむとは

人生を愉しむとは

近頃は仏陀の教えばかりだね



私達人間は多くの場合、他人の悪いところは見えても、自分の悪いところは、なかなか観えないものです。これは意識はしていないが、心の底で「自分は正しい」という前提のもとに生きているからです。


何かが上手くいかないのは必ず他人のせいであって、「いやちょっと待てよ!私のやり方が間違っているのか?」とか、「自分の間違った考え方を変えなければ」などと考えられないのは、人間の心のシステムがそうなっているからでしょう。


このシステムのままに生きていると、人生の中で多くの悩み苦しみを抱える事となります。上手く行かないのは全て他人のせいになるのですから、自分が何かやるのでは無くて、全て他人にやって貰わないと何にも出来ないのです。自分が改善出来ることも考えられないので、他人を指導することも出来ず、社会や会社・家庭などの改善策は永遠に見つからないのです。


一生他人の悪口を言い続けながら、自分に出来る努力もしないで、最後には嫌々死んで行く事でしょう。


私の勝手な理解ですが、仏陀の教えは、この人間の心のシステムから抜け出す方法を解いているのです。逆に言えば、この意味がしっかりと理解出来ていないと、仏陀の教えはただの宗教・知識自慢の遊び事になってしまうのです。


今の自分、弱い自分から抜け出したいとか強く感じているなら必要な教えになるでしょう。但しお釈迦さまほど教え方が上手な方は、もう居られないでしようから、学ぶ時は鵜呑みにせず、しっかりと客観的に判断して行きましょう。


一方、上手く行かないのは、全て他人のせいにするのが楽な方は、必要の無い教え、嫌な説教にしかならないでしょうから、放っておきましょう。



生きとし生けるものが幸せでありますように



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