何事も上手く行かない、面白くない等の感情は、「自分の心が影響しているんだ」という事は、初期仏教を学び始めた皆さんには、何となくでも解ってきただろうと思います。
私達には欲や怒りがあって、物事の本質（真理）を知らないという煩悩（貪瞋痴）があるので、特に問題として捉えなければなんでもない事なのですが、煩悩が自分中心に考えて自分の都合に合わない事は全て問題として捉えてしまうのです。
これらの原因の大元は、自我意識のせいなんです。客観的に見れば、私達は別にただの生き物なのですが、心が勝手に自我意識を作るものだから、自分中心に考えて都合が悪ければイヤになったり腹を立てたり、好きなものを見れば欲が出てくるのですね。
仏道の大事なポイントは、この自我意識を制御出来るようになる事です。イメージするのは難しいでしょうが、生きるとは、この取り組みだけに価値があるのです。今までの問題も綺麗さっぱりと無くなるのです。
今という瞬間を無駄にせず、しっかりと生きて行きましょう。
生きとし生けるものが幸せでありますように
今日のお勉強↓
今日の息抜き↓
A Thousand Miles
