歌唱力が問われちゃうライブ | 歌って笑って生きること

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 ボイストレーナーユウコの歌と生きることへのヒント

どんなライブが本当に歌唱力が問われるのか、わかってしまいました。

 

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こんにちは、フェルナンデスユウコです。

23日金曜日はソウルライブでした!

 

年度末のお忙しい時期にも関わらず沢山の方にいらしていただきまして大盛況でした。

 

お運び頂いたみなさま、誠にありがとうございました!

 

 

ライブのMCでは話しましたが、この豪華バンド編成は本当に久々でした。

ソロ活動を再開させたからは

ピアノやギターとのDUO、

ずっとやってるSOSのアカペラ

そして、バテリア(打楽器だけの)アフロブラジルユニット

の活動がメインでした。

 

でも昨日は久しぶりに、ギター、ドラム、ベース、そしてキーボードにサックス・フルートのご機嫌な編成。

 

すっごい楽しみだったのと同時に久々すぎて、当日合わせるまで緊張してました滝汗

(ギターの方との打ち合わせをしたのみで、全体での合わせは当日リハしかなかったw)

 

でも、リハで、分厚いサウンドに興奮しましたね〜

 

 

そして今回は歌の内容もいつもと全く違いました。

ソウルやR&Bの名曲を中心にお届けし、1曲合った歌謡メドレーを除き全て英詞でした。

 

いつもはオリジナル曲をやったりもするし、日本語曲も結構多いのです。
(ソロの場合ね。)

 

 

 

私は日本語の曲が好きなんです。

言葉の意味を1つずつ噛み砕き、紡ぐ感覚が多い母国語で歌うことが好きなのです。

 

 

英語は日常会話は問題無い位は話せるし理解できますが(最近はわからんけれど)

それでも、脳内変換があるので言葉を発する感覚は1クッション増えるし、

聞いてもらう方も日本人ですからね。母国語の方が伝わるものが多い気がします。

 

ただね、今回ハッキリ気がついたんですけれど、

だからこそ日本語で歌うのは楽です。

 

説明しなくてもすべての歌詞は理解できるし

その歌の背景などを説明すると容易に心情が想像できます。

つまり、

 

聴く人の感動を呼び込みやすいです。

 

 

例えば、私には「キオク」というオリジナル曲があって、これが中々評判が良いです♪

 

この曲は、東日本大震災の被災地である名取市の仮設住宅のイベントに歌いに行った時、

その仮設住宅に住む方と話していたことから生まれた曲です。

 

彼は何度も地震や津波に襲われるこの地域の歴史を話しながらも

「でも、人って忘れちゃうんだよね、、」と。

 

 

キオク、はこちらで聴いて下さい♪

【U-KO's voice キオク】人は忘れる生き物だと、、←click

 

 

ライブで歌う時は曲のそんな背景をMCで話すし、

歌詞は全て日本語ですので、お客様に伝わりやすく、

ありがたいことに感動した、という言葉もちょこちょこ頂きます。

 


・・・・・・・・

 

 

もちろん大好きなオリジナルで、

日本語で歌うことは私はずっと大好きで

それを否定してるわけでは全くありません。

 

 

ただ、逆に、

よく知らない曲を英語で歌うことは歌唱力が問われる

ということだなあ、と。

 

 

知らない曲で背景もよくわからない、

歌詞の意味も歌を聞いてるだけでは英語なのですべて理解できない、

それで人の心を動かせるとしたら、それは歌唱力だけ。
(もちろん、演奏力も関係あるでしょうが、ここでは歌にフォーカス)

 

 

でもその歌唱力って、テクニックだけではなくて。

テクニックや基礎はもちろん網羅されてるのが前提。

 

その上で、その歌にこもる熱量やパワー、凝縮された世界観は

言葉が伝わらなくても、意味をよく理解できなくても

心をギュッとわしづかみにされてしまうのです。

 

 

私が英語の歌を歌う日本人で感動したのは

お師匠の歌うビートルズのバラードだけ。

 

知らない曲だったし、Hip-Hop ,ソウルやR&Bで育ってきた私。
ROCKはそんなに聴いてきたわけではないので、正直よくわかりません。

 

でも、圧倒的な歌唱力と師匠が放つその歌の世界にぐっと引き込まれました。

意味もよく聞き取れないし、MCで説明があったわけでもないのに。

 

それでも胸が動かされる、、、泣いてる人もおりました。

 

もちろん、師匠の素晴らしい人間性や生き様も現れてるのでしょうが、
それを歌をツールとし外側にアウトプットするのはものすごく難しいこと。

 

私もそんな歌を歌えるようになりたい。。

 

 

今回のライブも、ほぼ全部英語の歌で、

実際のところやりにくいなあ〜と思った時もあるんですが

「そうだ、歌唱力が問われる、、、」

そう気がついて、ものすごく良いチャンスだと思って臨みました。

 

ま、やってみた結果、ものすご~く楽しかったし、

お客様もめちゃくちゃ楽しんでくださっていたようで大成功でした♪

 

 

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何もわからなくて、何も知らなくても、
(とは言え、私はお客様となるべく歌を共有したいんで曲の意味は伝えることが多いですが)

人の心を動かす歌を歌えるような、そんな歌唱力を磨く、良いチャンス。

 

今年は、こんな感じのソウル系ライブをやることが多くなりそうなので、

これを機にもう一度自分の歌のチカラを振り返り、磨いていこうと思いますウインク

 

 

次回のソウルライブは

5月18日横浜浅間町Bar La Bichette デース!

 

 

 

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