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ウルトラマンアーク感想!今回は怪獣が眠ると言われる森で起きる大事件!
親子の確執、謎の伝説、ユウマ達はどう動く!?
 
 
・ウルトラマンアーク
第二話
 

 

 

前回協力してくれた地球防衛隊の職員、石堂シュウがSKIP星元市分署にコーヒーメーカー持ち込んで出向してきてくれた。

星元市は怪獣災害が多いこと、モノホーンにウルトラマンアークと宇宙絡みの案件が多いことが理由だという。

 

そんな中、SKIPに電話が入る。どうやらマンションの建設予定地に怪獣が眠っているらしいのだ。

通報してきたのはマンション建設の責任者の大田原ヒトシ(演:久保田武人)の息子、ハヤト(演:楠楓馬)だった。

ハヤトはかつてヒトシから聞いた古代怪獣リオドの伝説を信じていたのだ。だがヒトシは相手にしない。

そんな中、現場で謎の祭壇みたいなものが見つかった。その結果工事はストップ、SKIPも調査が出来なくなってしまう。

 

 

「まずは信じる事。僕はそう思います。」

 

ユウマとシュウは森に眠るというリオドについて、それぞれ独自の調査を開始する。

 

 

<今日の一枚>

 

 

自分達が所属している部署を「弱小オンボロ分署」とか言っちゃうユピーさん。

 

 

 

<ポイント>

〇物語

・謎の古代怪獣の伝説が眠る森で繰り広げられる親子の確執、謎を追うSKIPの奔走。

・「怪獣伝説の眠る森で工事をしようとする人とそれを止めようとする人」というストーリーの本筋そのものは定番だけど、令和的な価値観アップデートに思わぬ展開を組み合わせ、懐かしくもどこか新しい物語に。

・アークvsリアド。様々な新演出、予想を裏切る展開と先の読めない名バトル。

 

 

〇SCENE 01:地球防衛隊から来た男

前回協力してくれた石堂シュウが出向してきた。そんな中、SKIPに新たな事件が…。

 

 

 
前回の続き、改めて仲間になってくれた石堂シュウさん。しかも10万ぐらいするというコーヒーメーカー付きw。
自分用だとは思いますが、石堂さん「SKIPの人達がコーヒーを飲まないこと」にもショック受けてたから多分布教用にも使いそうなんだよなw。
 
で、宇宙科学局の石堂さんが来た理由は「星元市は怪獣災害発生件数が多い事」と「モノホーン、アークと宇宙絡みの案件が多い事」が理由。流石令和だ。理由がちゃんとしてる。流石に石堂さんとみんなが仲いいからという理由は通らないよなw。
 
辺鄙な所に飛ばされても文句言うどころか、「お邪魔になるかもしれませんが」とちゃんと言える石堂さん、やはり全体的にしっかりし過ぎている…w。
 
ユピー、お前自分のいる部署のことそんな風に思っとったんかいw。「弱小おんぼろ」てw。
 
そこに電話。着信音は黒電話と科特隊風。
しかし石堂さん、飛ばされて早々事件に巻き込まれるとは…大変ですな。

 

 

〇SCENE 02:信じること

マンションの建設現場に怪獣が眠っている。そんな話を聞いたユウマとショウはその建設現場に向かう。そこで見つかったものは…?

 

 

 
「マンションの建設現場に怪獣が眠っているから工事を止めてほしい。」…よくあるパターンですな。
今回は止めたのが息子のハヤト君で、工事しているのが父親のヒトシ。しかもヒトシがハヤトに怪獣の話をしていたのだという。
ちょっと歯切れが悪いのは自分自身もどこかで怪獣のことについて不安を感じていたからかもしれませんね。
 
 

 

少年、ハヤト君が描いた古代怪獣リオドの絵。うん、中々にファンキーな見た目。

しかし「リオド」って、何か今までに無いようなネーミングですよね。

 

泥を吐いて土地を荒らしていたらしい。毒持ち?

最終的には村の人達が何とか土の中に埋めて森にしたという。

 

石堂さんが地球防衛隊であることを伝えるユウマとそれを聞いてテンション上がるハヤト。そら、直接怪獣と戦ってくれる人達の方が頼りがいありますもんねw。石堂さんも手振って応えちゃってw。

 

 

 

そんな中、突然見つかる謎の祭壇。ネットで見たのですが、この案件、割と真面目に現場の人達が困る問題なんだそうですw。

 

 

 

どこかマヤ、アステカ文明を思わせるデザインに、日本史を覆す大発見かもしれないと大興奮する伴所長。そういやこの人地質学担当だったな。歴史とか、時代とかそっちの方に強い人か。あとちょっとマニアのケがあるな。大丈夫?いきなり得意分野振られて滅茶苦茶語ったりしない?

 

 

 

謎の祭壇が見つかってしまったため、皮肉にもハヤト君の願い通り工事は止まってしまったが、それと同じくSKIPも調査が出来なくなってしまった。

 

SKIPの弱い立場に同情の色を見せる石堂さん。すこぶるいい人だ…。「組織」そのものが弱い立場というと月9ドラマの「競争の番人」の公正取引委員会思い出しますね。

 

良い人ぶりが止まらない石堂さんだけど、流石に子供の通報でここまでマジになるのはちょっと思う所あったらしい。それでも最初の時点で文句言わず、止められるまで調査に付き合ってくれる石堂さん、ここ最近見たスーツ系キャラの中でトップクラスの善人…これが令和のお役人…。←

 

ユウマは「まずは信じる事」から始めていた。自分もかつてあまりに信じられないような経験をして、それを誰かに信じてもらった経験があったのか、それとも元が善人過ぎるからか…でも実際、怪獣なんて「非現実の極み」な相手をするならば常識はなるべく捨てるべきではあるんですよね。

 

ユウマの言葉を聞き、突然慌てて動き出す石堂さん。別にツンデレでもないのにツンデレムーヴ…やはりメインヒロイン…!

 

 

〇SCENE 03:伝説は森の中に

ユウマは独自に森に眠る怪獣について調べる。そこで古代怪獣リオドと呼ばれる恐ろしい怪獣についての伝承があることを知り…。

 

 

 

古道具屋にて情報収集するユウマ。地域の人々との距離が近い…この人間力もまたユウマやSKIPの強さか。

 

古時計が出てくるシーンとか、ちょっと実相寺感。

 

 

 

太平風土記的な書物。

 

どうやらあの森には物の怪伝説があるらしい。現在では妖怪伝承の正体は結構科学的な理由があることが判明しているらしいですが、その原因が「怪獣」というのがウルトラ世界感。昔からこの星には変な生き物一杯いたんですね。

 

リオド伝説、基本的にはハヤト君の話と同じ。お供え物をしたけどかまわず暴れられたらしい。中々性格悪いな。

1200年前…824年、奈良時代ですね。よく50mクラスの巨大生物を何とか出来たなヲイ。多分TOKIOのご先祖様だ。←

 

で、最終的には88種の薬草で作った丸薬を飲ませて弱らせた後、深い穴を掘って落として埋めて森にして禁足地にしたらしい。

禁足地に眠る怪獣というと「Z」のホロボロスもそうでしたね。ああいう「人が踏み込んではいけない場所に眠っている怪獣」って浪漫ありますよね。

 

ちなみに石の祭壇については情報無し。リオドとは関係ないらしい。別の文明の意匠があるあたり、物語の縦筋に関わる案件なのかと思いましたが…。

 

 

 
突然現れるルティオン。指をさし、謎の甕を見つける。
 
…一言も喋らなくても、わかりやすくコミュニケーション取ってくれてる…凄い…見てるかブレーザー。←

 

「伝説」や「UMA」として扱われていた生物が次々と現れる…ネッシーやタキタロウ、イエティとかも「怪獣」として現れている記録があるのかもしれませんね。

 

 

 

ヒトシとハヤトの会話。この手の事件って、大体工事する方が悪者なんですが、今回は「怪獣災害で家を失った人達のために早く新しい家を造らなければならない」という、誰かのための使命感という側面を描くことで、立場上悪者になった人達にも事情があるみたいな説明を上手くしているなと。ネットでもこの辺りの価値観アップデートを評価する人多かったです。

 

結構キツイ態度取っていたけど、そのことについても謝れるヒトシ、いい父親です。基本的には仲のいい親子なんだろうなこの二人。

 

ハヤト君…ヒトシさんは、誰かのために働く立派なお父さんだぞ…。

 

 

 

ユウマが見つけたもの、それは伝説にもあった丸薬だった。

え!?残ってたの!?奈良時代の代物よ!?

大丈夫!?色々と!!

 

 

 

一方、石堂さんは地球防衛隊の衛星を使用して現場に入ることなくその地下までも調べていた。

流石地球防衛隊のエリート!チートやん!

 

後々面倒なことになるかもしれないけど、「まずは信じる事」とユウマの考えを優先してくれていた。

石堂さん…もう抱いて!←

 

 

 

その結果、祭壇の下に何かあることが判明。よーく見てみると、実はあの祭壇は怪獣リオドの足の裏だった。また独特な足裏の形してますな。

 

あと、当時は人力だっただろうからあんま無理も言えないけど、思ったより浅いところ埋まってたんだなリオド。

 

 

 
リオドが横向きなので傾く皆様w。石堂さんまでw。ユピー、伴所長にどけられてるしw。

 

 

 
リオドの足が外気に触れているため段々復活していることに気付いたSKIP。出動!
…傾きながら命令を出し、傾きながら振り向く一行の動きのキレの良さwww。

 

 

〇SCENE 04:守りたかったもの

古代怪獣リオドが目覚めてしまった。ユウマ達は巻き込まれたヒトシとハヤトを助けるため走り出す。

 

 

 

突然地面から足、さらには手が生え、とうとうリオドが復活。

この手と足だけが生えている光景、ちょっとシュールwww。でも私も起きる時全く同じ体勢取りますwww。

 

 

 

<WARNING!>

 

 

・<黒き王の祝福>古代怪獣リオド

 

星元市の伝説に伝わる古代怪獣。長い鼻とファンキーな髪型が特徴。

武器は顔の両側にある突起から放つ黒い泥と長い鼻での吸引。頭の角は回転し、電撃を放つことが出来る。

1200年前に周囲を荒らしまわっていたが、当時の人々に88種の薬草を利用した眠り薬を飲まされ、穴に落とされて埋められた。供え物をもらっても暴れ回るあたり知性はないか性格が悪い。

その後はしばらく大人しくしていたが、マンション建設の時に片足が地面から出てきてしまい、そこから復活してしまった。

長い鼻は「G」のガゼボ、体の色は「ブレーザー」のモグージョンを思わせるが、実際はブラックキングのスーツ改造とのこと。「長鼻」とアーク全体から漂う「帰マン」アトモスフィアから忍者怪獣サータンを思い出す人も多い。

 

 

 
車窓から見えるリオド。車で走っててあんなんいたらそら目立つよ。

 

 

 

リオドの足元には近くにいたハヤトとヒトシの親子が。「ジュラシックワールド」のインドミナスレックスに追われるオーウェン感。

 

 

 

ヒトシハヤト親子のピンチにリオドを銃撃する石堂さん。

石堂さん、スーツ姿だってのにいざって時すぐに銃撃てる辺り基本防人または武士ですよね。

よく考えれば「調査員」ではあるものの「兵士」「隊員」ではないから下手したら戦闘要員でもないんですよね。

 
 

 

伝説にもあった黒い泥攻撃。毒で腐食させるのかと思ったら思ったよりバイオレンスだった!

白熱してんじゃん!炎上してんじゃん!何らかの化学反応起こしてんじゃん!そら作物育たなくなるわ!

 

防衛隊が来るまで20分。決して遅くはないけど、今この瞬間がまさにヤバい!

 

 

 

更に鼻の先から吸引攻撃。あの配色で吸引するとモグージョンちゃん思い出しますね。

 

 

 
吸い込まれそうになるハヤト君のリュックを必死で掴むヒトシ。
意外と丈夫だリュックの紐!

 

 

 

ハヤト君のピンチにアーク変身!今回は抱き包むのではなくユウマがそのままアークの姿に。

 

 

 

ギリギリでキャッチ!手を放してから変身始めてたけど、あの結構複雑な手順でよく間に合ったな。←

 

ハヤト君は降ろした後ヒトシさんが回収。

 

「パパを許してくれ…!」…リオドを蘇らせてしまったことに対する反省か、息子を助けられなかった後悔か…。

 

 

 

ハヤト君は救助され、自分はちょっとでかめの木を引っかけてしまったリオド。食ってる…w。

リオド、もしかして植物食?

 

 

〇SCENE 05:決戦!アークvsリオド。

ウルトラマンアークに変身したユウマはリオドとの戦闘を開始する。互いの力、技が激突する戦いは地底奥深くまで続き…?

 

 

 
アークvsリオド。初手フロントドロップキックは豪快だぞアーク。
 

 

 

 

 

今回の名シーンの一つ、アークとリオドそれぞれの視点で見るバトル。

アークがリオドのパンチでKOするシーン、中々生々しい。

 

アーク視点はともかくリオド視点、何かがリオドの中にいて操ってるとか?

 

 

 

アークアイソードでリオドの泥を切り落とすアーク。

周囲に飛び散った泥が炎上してちょっとカッコいことになってる…。

 

 

 

辻本監督名物目で語る怪獣。

 

 

 

自分の中からアークキューブを出し、アークアイソードに装填するアーク。

これでアイテム使って遊ぶときも「変身者」じゃなくて「ウルトラマン」のなりきり出来ますね。

 

そういやここまで見て思い出した。「アーク」も今ん所まだインナースペース描写ありませんね。

 

 

 

アークキューブをアークアイソードに装着し、目っぽい所からエメリウム光線っぽいビーム!

「アイ」ということでちょっとセブン感。

 

 

 
そのまま一気に攻め立てるも、頭の角で受け止められて電流を流されてしまう。
さらに電撃攻撃で追いつめられるアーク。ここでアークアイソードでそのまま決めない辺り予測がつかない戦い…。

 

 

 

「薬は注射より飲むのに限るぜ!リオドさん!」(違)

 

鼻で吸われるユー。「スポッ」っつったw。

 

 

 

その辺にあった木を使ってリオドの鼻をくすぐるアーク。

鼻こよりは外側こするより、内側を刺激する方が効果ありますよ。←

 

 

 

くしゃみで出てきたユーを走行モードで回収するピー。自分で自分を助けたw。

 

 

 

薬が効いてきて弱って来たリオドに対し、想像力を解き放つアーク。

首傾げる時「う~ん」言うの何かシュールw。

 

 

 

想像力を解き放ち、アークエクサスラッシュを巨大化回転させて地面を掘り、そこにリオドを落とすアーク。

奈良時代と違ってウルトラパワーだからめっちゃ深く掘れるぜ!

 

 

 

これでリオド封じてめでたしめでたしかと思いきや、穴を覗いたところリオドに吸引されアークまで穴に落ちてしまう。

 

最終決戦は穴に落ちながらの取っ組み合い。最後の最後まで魅せてくれるな今回のバトル!

 

 

 

最後は落下しながらのアークファイナライズ。光線の勢いを利用してそのまま穴から脱出&円弧を描いてフィニッシュ!

第二話にして最後の最後まで予測のつかない名バトルでした。お見事!

 

 

〇SCENE 06:SKIPの仕事

SKIP、アークの活躍によってリオドは倒された。その一方でシュウは怪しい動きを…?

 

 

 
戦いは終わった。ハヤト君は無事だったし、ヒトシさんもこれからは怪獣のことも考慮して開発をしてくれることになった。
そしてSKIPには絵のプレゼント。リオドの絵も描いてたし、元々絵を描くのが好きだったんでしょうね。
 
今回の絵、ユピーはあるのに所長の絵が無いの何でだろうと思いましたが、そういや所長は現場に出てないんだよな今回。
 
「まずは信じる事」…それが人々を助け、親子の絆を守った…。

 

 

 

そしてラスト、石堂さんの怪しげな行動…。

石堂さん、優秀で善人でコーヒー狂の上に裏まであるとか…属性盛り具合半端ねぇ!

まぁ、あの善人っぷりだからきっとちゃんとした理由があるんだと思いますが…。

 

最初スマホ出た時ちょっと耳から話してましたけど、多分衛星の件で初手怒鳴られたんだろうなw。

お疲れ様です!

 

 

<次回予告>

 

隊員「次回はユウマ君が初めてアークに変身した時の話だ!」

ユウマ「懐かしいなぁ…もう3か月前か。」

 

隊員「そういえば、ユウマ君はSKIPに入る前はなにしてたんだい?」

ユウマ「実は…16年前に宇宙怪獣に襲われて両親を亡くしたんです…。」

隊員「え?」

 

ユウマ「それからしばらくしてその時の宇宙怪獣に似ている別の怪獣に襲われて…。」

隊員「お…思ってたより重い過去持ちだったんですね…。」

 

 

次回、ウルトラマンアーク「想像力を解き放て!」

走れ、ユウマ!

 

 

<一言>

石堂さん…このペース崩さなければ「最優秀ヒロイン賞」狙えますぞ…!←