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今日の映画感想は「エクスペンダブルズ・ニューブラッド」!
やりたい放題消耗品軍団に訪れる最大の危機と悲劇!?いや、ムツカシーことは言わん!!
タギれ!!野郎共!!
 
 
・エクスペンダブルズ・ニューブラッド('22 米)(原題「THE EXPEND4BLES」)
監督:スコット・ウォー(ネイビーシールズ、プロジェクトXトラクション等)
脚本:カート・ウィマー(リベリオン、リメイク版トータル・リコール等)、タッド・ダガーハート(Black Lotus)、マックス・アダムス(タイム・トゥ・ラン、エクストラクション等)
音楽:ギヨーム・ルーセル(パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉、ザ・ビースト等)
 
 
最強無敵の自称消耗品軍団、エクスペンダブルズ!!!!
 
そのサブリーダー的存在であるスタイリッシュ☆無敵ハゲ、リー・クリスマス(演:ジェイソン・ステイサム/吹替:山路和弘)はガールフレンドである同業者、ジーナ(演:ミーガン・フォックス/吹替:甲斐田裕子)との修羅場の中、リーダーである我らが使い捨て番長、バーニー・ロス(演:シルベスター・スタローン/吹替:ささきいさお)に呼び出され、バーでチンピラをフルボッコにしていた。
 
 
その頃、リビアではかつてカダフィの旧化学工場を最強(物理的な意味で)武器商人、ラフマト(演:イコ・ウワイス/吹替:置鮎龍太郎)が襲撃、そこにいた将軍一家を皆殺しにし、核爆弾の起爆装置を強奪していた。しかもその裏にはバーニー因縁の相手「オセロット」なる存在がいるらしい。
 
CIAのマーシュ(演:アンディ・ガルシア/吹替:内田直哉)の依頼で起爆装置を取り返すことになったエクスペンダブルズ。
色んな意味で問題児なスナイパー、ガンナー(演:ドルフ・ラングレン/吹替:大塚明夫)、ナイーヴ格闘王トール・ロード(演:ランディ・クートゥア/吹替:木下浩之)、合理的新人ファイターイージー・ディ(演:50セント/伊藤健太郎)、かつての仲間ガルゴの息子ガラン(演:ジェイコブ・スキビオ/吹替:増田俊樹)と共に旧化学工場へ向かう。
 
敵の反撃にあいながらもラフマトを追いつめていくエクスペンダブルズ。だが、バーニーが操縦する輸送機が相手のミサイルを受けてしまう。リーはバーニーを助けるためミサイルランチャーを何とかするも、輸送機は墜落、そして起爆装置も奪われてしまう。
 
 
バーニーの葬儀はなじみの店で行われた。バーニーの仇を討ちたいリーだったが、今回の任務失敗の責任を取らされエクスペンダブルズをクビになってしまう。新たなエクスペンダブルズのリーダー、それはジーナだった。
 
ジーナがスカウトしたド派手系武闘派女子、ラッシュ(演:レヴィ・トラン/吹替:豊口めぐみ)を加え、新生エクスペンダブルズはラフマトを追う。
 
 
一方のリーは新しい仕事も上手く行かず、悶々とした生活を送っていた。とうとう一念発起し、自分だけでもバーニーの復讐を遂げることを決意したリーはバーニーの元仲間だという謎の男、デーシャ(演:トニー・ジャー/吹替:浪川大輔)を訊ねるが…。
 
 
見せてくれリー!お前だけの消耗品の生き様、「ぼっち・ざ・えくすぺんだぶる」を!
 

 

<この映画この台詞>

「礼なら良いって!」

 

 

<この映画このシーン>

意外な所にいたリーのファン。

 

 

<ポイント>

〇物語

・最強無敵は終わらない、エクスペンダブルズ新作はステイサムが実質主役のリベンジバトル。

・「1」でアクション映画とは何かを、「2」でアクション映画黄金期を、「3」で新時代の台頭を描いてきたエクスペンダブルズシリーズ。今回描いたのはアクション映画は終わらないという「宣言」。

・色々と現代的にはなっているけどこの映画はどこまでも古き良きアクション映画。まるでアメリカンダイナーで出てくる肉厚なハンバーガーのような、定番にして王道な味。

・カッコいいアクション、漢の生き様、下ネタ、必要以上の人体破壊という男の子が大好きなモノ詰め合わせのジャンキーな映画。難しいこと考えず、ポップコーン食べながら見るのが一番!

 

〇さよならは言わないぜ

・最強無敵はどこまでも、我らが愛すべき消耗品軍団、エクスペンダブルズ!

・今回の実質主役、最強ハゲのリー・クリスマス。スタローン、本当にステイサムのこと好きなんだな。

・リーを演じるのは現在アクション俳優筆頭と言っても過言ではない最強のハゲ、ジェイソン・ステイサム。最近は古代の超巨大鮫とかサイボーグとも戦って…w。

・基本軽口叩きあっているけど、バーニーが好きなことが隠しきれないリー。世間ではツンデレとか言います。

・エクスペンダブルズをクビになった後別の仕事に挑戦するも上手く行かなかったリー。しかしその仕事ぶりが後々変な所で影響を…w。

・間違いなく本作で一番人殺しているであろうリー。今回人体破壊描写がやたら気合入っているせいか、ナイフで血とかやたら出ます。4DXだと水しぶきが飛んできます。最悪やw。

・エクスペンダブルズメンバーでは数少ない彼女持ちであるリー。なので女性を馬鹿にする輩は許しません。これぞフェミニスト。

・我らが番長、バーニー・ロス。なんというか…でっかいバイクがよく似合う…。

・バーニーを演じるのはもはや説明不要のレジェンド、シルベスター・スタローン。その生き様はまるで古き良きアクション映画そのもの。

・「指相撲」で指輪を奪われたのでリーと共に取り戻しに来たバーニー。開始10分ぐらいスタローンとステイサムのイチャイチャ殴り込みを堪能させられますw。

→でも意外と重要シーンと言うねw。いや、あれはズルだよw。

・戦いの中、撃墜されるバーニー。そしてコクピットには…。スタローンが戦いの中で死に、その意思をステイサムが継ぐってそれもう現在のアクション映画界事情じゃん…。

→だからこの映画のテーマ、最初は「継承」だと思ってました。

・「1」では仲間を裏切ってバーニーを殺そうとし、その後も地味に問題行動を起こし続ける困ったちゃん、ガンナー。本作の癒しにしてエクスペンダブルズのマスコット的存在。

・ガンナーを演じるのは往年のアクションスター、ドルフ・ラングレン。スタローンの「ロッキー4」のドラゴ役で有名。

・地味にスタローン、ステイサム、ラングレンに次ぐ全作皆勤賞、ナイーブゴリラことトール・ロード。本作ではまさかの一足お先に春が来る…?

・トール・ロード。演じるのは元UFCチャンピオンのランディ・クートゥア。「1」ではWWEチャンピオンのストーンコールドとも肉弾戦バトルしてくれてます。

 

 

ラスト10分、あなたはきっと騙されるwwwww。

いや、あれはズルだろwwwww。

 

 

〇新品補充

・エクスペンダブルズに新たに参戦する戦士達。個性豊かで愉快な面々。

・リーの彼女、キレると怖いけど普段はキレ者の女傑、ジーナ。多分ラテンの血。

・ジーナを演じるのはミーガン・フォックス。「トランスフォーマー」のヒロインだった人ですね。

・リーに対して厳しい態度を取ることもあるけど、彼の気持ちを汲んで動いてくれる熱い所も。確かにリーダー向いてるかも。

・ラスト、ジーナ、ポチってるw。

・合理的思考を持つ現代っ子ファイター、イージー・ディ。ちゃんとしているからか、真面目なこと言ってメンバーと衝突してしまうことも…。

・イージー・ディを演じるのはラッパーとしても有名な50セント。今回は意外な所で彼の持ち歌も流れますw。

・イージー・ディ、本作では残念ながら参戦しなかった我が最推し、ヘイル・シーザー(演:テリー・クルーズ)のポジション。ちなみに50セントも当初シーザー役のオファーを受けていたとのこと。

・前作で仲間になったおしゃべり傭兵、ガルゴ(演:アントニオ・バンデラス)の息子、ガラン。父親譲りのやかましさに、酷い下ネタトーク…w。

・ガランを演じるのはジェイコブ・スキビオ。「バッドボーイズ」の新作で悪役やってた人。

・とにかく猥談好きなガラン。しかし戦いの時は高い身体能力を生かして大暴れします。

・最強ムエタイファイター、デーシャ。どこか達観した雰囲気ですが、スイッチが入るとそれはもう恐ろしい殺戮マシーンと化します。

・デーシャを演じるのは「マッハ!」でノンスタント超過激アクションを見せてくれたトニー・ジャー。今回もムエタイテイストのオリエンタルな暴れっぷりを見せてくれます。

・リー・クリスマスと並び立つデーシャ。絵面がもう完全に「ふたりはプリキュア」。

・ラッシュと並び立つデーシャ。絵面がもう完全に「ふたりはプリキュア」。…何でプリキュア適正高いのデーシャwww。

・パツキンタトゥーとド派手な見た目の鞭ファイター、ラッシュ。見た目はイマドキギャルなんだけど、その戦闘力と下ネタ慣れでエクスペンダブルズ新メンバーとして見事な適性を見せてくれます。

・ラッシュを演じるのはレヴィ・トラン。ステイサムが初参戦した「ワイルドスピード・スカイミッション」の冒頭でチラッと出ていたそうです。

→ちなみに吹き替えをしている豊口めぐみさんは「ブララグ」のレヴィ役で有名というw。

・今回のCIA枠、マーシュ。かつてバーニーと共に「オセロット」を追っていた戦友。エクスペンダブルズと共に現場に向かう現場主義な所もある下ネタ好きのオッサンw。

・マーシュを演じるのは名優、アンディ・ガルシア。そのせいかマフィアのボス感が…w。

・普段は下ネタオッサンだけど、捕まった後自らをボスだと言って仲間達を守ろうとする男気もあるマーシュ。死亡フラグを感じるぞ。

 

 

裏をかかれまくるエクスペンダブルズ。

メンバーに裏切り者が?誰が敵で、誰が味方か…。

 

 

〇本作の敵達

・エクスペンダブルズの前に立ちはだかる凶悪テロリスト、武器商人、そしてチンピラ達。

・本作のメイン敵、ラフマト。トンファー使いの恐るべし戦士。そしてウルトラマンリブットと同じシラット使い。

・ラフマトを演じるのはイコ・ウワイス。「ザ・レイド」のシラットアクションで名を上げた全く新しいオリエンタルアクション俳優さん。

・目的のためなら子供さえ平気で殺すラフマト。まーさか、本当に殺るとは…。

・ラフマト一番の部下、ボク。タトゥーとモヒカンが特徴的な奴。

・ボクを演じるのはダレン・ノッブ。「ムーンナイト」の中の人やってたりと本業はスタントや格闘振付師なんだそうです。

・バーニーとリー最初の敵、ビッグシュリンプ。ある意味本作最重要人物w。

・バーニーに指相撲で勝ったらしいビッグシュリンプ。アメリカにも指相撲、あるんですね。

・バーニーから奪った指輪をとんでもない所に飾っていたビッグシュリンプ。それ、映していい奴w?

・本作最大の敵、オセロット。オセロットと言えば美しい毛並みが有名なアメリカにもいるヤマネコですが…。

・かつてバーニーとマーシュが追いかけていたけど、あと一歩で逃げおおせ、バーニーの仲間も殺していたオセロット。仲間を大切にするバーニーにとってはまさに因縁の相手。

 

オセロットの正体は?バーニーの死と共に解禁された情報から、状況は大きく動き始める…。

 

 

<一言>

パンフレットのリー紹介パートの異常な「ぼっち・ざ・ろっく!」推し何なんだよw。