Fender 1975年ストラトPUアッセンブリ組込み | RE/F-TECH の足あと by u-tak

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RE/F-TECHとは、ビンテージ、アンティークをこよなく愛するミュージシャンu-takが、
旧き良きギター、アンプを中心に、修理、カスタムする小さな工房である。。。
子供たち(子役)の成長記も、ぼちぼちとお届けします。

12/29 いよいよ仕事納めの方も多いのではないでしょうか。

調さんと代官山の事務所に年末の挨拶を兼ねて、色々を受取りに行ったのですが・・・

まさかの既に休館日。。

 

久々だったので、調べてから行けばよかった。

 

で、仕方なく渋谷で買い物。

その後、下北沢にも少し。

調さんは普段使いのスウェットパンツを、u-takも普段使いのニットのセーターを購入。

明日から帰省の予定です~

 

 

さて、今回が恐らく2023年最終のブログです。

Fenderの1975年ストラトPUを使って、それらし~く見える75年風のPUアッセンブリを組みましたので、ログに残しておきます。

 

手元にあるパーツは、

・75年製ストラトPUx3、フロント、ミドル、リア

・恐らくLate70’sのCRLの5wayセレクターSW

・76年製CTS 250kΩA POT

・80年製CTS 250kΩA POT

・70'sのオリジナルセラコン0.05μF

 

その他のパーツは現行新品です。

・~76年規格のピックガード白

・CTS 250kΩ A へそありPOT

・VOLノブx1、TONEノブx2 白 インチ 裏3本リブ

・セレクターSWノブ 白 インチミリ共用

・PUカバー Fender USA製x3

・配線材はBELDEN 8503

 

先ずはピックガードをそれらしく~加工!(笑)

裏全面にアルミシールドテープが貼られていますので、剥がしながらカットして行きます。

先ずはオリジナルのLate70'sと同じ形に卦がいて・・・

 

上側から剥がしていきます。

真っすぐに残したいところはスケールを当てて・・・

まあ、良い感じかも。

キレイに剥がせましたが・・・糊の跡がベタベタ。。

アルコール、ピカール、消しゴム、シール剥がし剤を駆使して、糊を除去!!!

結局、一番効果があって頑張ってくれたのは、シール剥がし剤でした~

 

その後、裏面を艶消しにサンディング。

何故なら・・・ この時期のピックガードの裏は艶消しなので。

(何のこだわり~~)

耐水ペーパーの2000番から、1500番、1000番と来て、、

最後は600番

うんうん、いい感じ。

 

右側はFender USA製の最近のピックガード。

この艶消し感と同じになるようにしました。

満足です。

いよいよ組もうかなと思ったのですが、次にPUカバーに問題が。

 

1つだけサイズが大きい!!?(右側のモノ)

内面に金型番号もあり、Fender USA製であることは間違いなさそうなのですが、こんな事もあるのですね。

樹脂の金型成型品ですので、成型前の樹脂の湿度管理や成形温度によって後収縮の仕方が変わります。

成形条件が悪かったのでしょうね。。

 

しかし、寸検(寸法検査)でNGになっても良さそうな気もするほどの大きさです。

ピックガードのPU穴に入りませんので。

どうするか迷いましたが、ここはいっちょ~削ってみます。

 

サイズが小さくなれば、今度は傷消しのためサンドペーパーで磨いて行きます。

 

400番から、600番、800番、1000番、1500番、2000番と。

そして最後はピカール!

まあ、こんなものでしょう。

75年のイメージですので、本当はここまでキレイにしなくても良かったかも。

 

PU穴に入るようになりました。

そしてここで、遊び心~

 

この年代のピックガードには、作業者のサインが入っていますので、RE/F-TECHのRを。

15には意味はありませんが、参考にした資料のピックガードに15と書いてあったので。(笑)

 

先ほどのパーツを組込み。

配線はオリジナル通り。

 

75年のPUはどれもリード線が中途半端に短かったり、セレクターSWまで届かなかったりしたため、ほとんどBELDEN 8503に交換。

76年製POTをVOLに、80年製POTをフロントTONEに使用。

表面。

しばらく弾き込むと、使用感が出てそれらしくなるでしょう。

 

と、言うことで78年製ストラトの黒に搭載します。

真っ黒くろすけより、こちらの方がかっこ良いかも~♪

音出しの結果は、結構ジャキジャキです。

78年のPUアッセンブリよりジャキジャキかも。

 

75年製のPUも人気があるのですが、これは好みが分かれるところかもしれませんね。

PUの高さなども調整しながら、しばらくこのアッセンブリで弾いてみます。

 

 

2023年も、「RE/F-TECHの足あと」を読んでいただきまして有難うございました。

2024年は、もう少し新商品の開発が進められればと思っていますが、どうなりますことやら。

 

 

調さん、奏さんの裏情報?も引き続き少しだけ、許される範囲でリークして行きたいと思います~(笑)

 

みなさま、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

では、また。

u-tak