YAMAHA SG1000 レストア その3 | RE/F-TECH の足あと by u-tak

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RE/F-TECHとは、ビンテージ、アンティークをこよなく愛するミュージシャンu-takが、
旧き良きギター、アンプを中心に、修理、カスタムする小さな工房である。。。
子供たち(子役)の成長記も、ぼちぼちとお届けします。

夕方から急に寒くなってきましたね。

明日2/10は雪が降るかも、と言う天気予報。

 

出勤予定だけど、大丈夫だろか。。

ま、電車が止まれば止まったで、大手を振って在宅勤務!

 

それより、期末テスト中の長女の通学と、末っ子次男の大会前最終日のバトンレッスンの方が心配です。

 

 

 

さて、前回はトラスロッド調整とエスカッションの補修まででしたね。

 

ここからは、リアPUのメンテ。

錆とPUカバーの塗装剥げ。

ソリッドスラッグPP(ポールピース)の錆をピッケルでコリコリ搔き落とします。

力を入れすぎると傷になるので、様子を見ながら丁寧に。

 

それが終わればアジャストPP側も。

アジャストPP側は、ネジを抜いて頭部全体をキレイにします。

 

キレイになりました!

次にPUカバーの汚れを落とします。

 

例えば横面

ここは水やアルコールだけではなかなかキレイになりませんでしたので、出来るところまでそれで頑張り、仕上げは少量の研磨剤で。

 

研磨剤は磨き過ぎると塗装が取れてしまいますので、どうしても汚れが取れない部分に、ほんの少量で軽く、です。

横面は錆が少なく、かなりキレイになりました!

 

全周キレイにして上面も出来るだけ磨きます。

これでも十分使い込んだ渋い仕上がりなのですが、周囲に対してPUだけが古びて見えてしまい、バランスが・・・

 

と言うことで、思い切ってタッチアップ。

黒のタッチアップは・・・ 実は黒マジック!!!

 

スプレーは上手くマスキングしないとダメだし、ラッカーやウレタン塗料ですので上手く薄くスプレーするのが難しく、更には厚みが出てしまいマスキング部分に段差が出来て気になるし、ラッカーは意外に後々剥がれたり溶けてべたついたり。。あーだこーだ。。

 

で、最終的にたどり着いたのがペン塗り。

黒のペンを数種類買ってきて、タッチアップするモノにあったペンを選んでいます。

今回は乾燥後にできるだけ光沢があり、塗り線が残り難いものを。

 

今回は何と100均の2本入りの油性マジックが、液の出が多くキレイに塗れて、ちょっと塗膜も厚くてBEST!でした。

 

同じペンを買い溜めておこうかしら。

 

そして、やっとギターに組み込み。

何だか古いけど良く手入れされた、良さげな楽器に見えます!

これ、大事です。

ブリッジだけは、これ以上キレイにするのは難しいかな。

金メッキのキットが2万円くらいであるので、もっといろいろ金メッキを直したい部品が溜まってきたら、考えてみます。

 

弦も張って、最終チェック。

ネックの反りも思惑通り、弦のテンションでほんのわずか順反りになり、ねじれも無く、すり合わせは不要でした。

そして、かなり弦高も低めにセッティングできそうです。

 

あまり弦のテンションが低いと音に張りが無くなってしまいますので、弦高はちょっと低め、くらいでオクターブ調整までしてしまいます。

 

トラスロッドカバーを取付け。

完成です!

 

久々にサウンドチェックでYAMAHAのSGを弾きましたが、万能感がありますね!

Jazzでもフュージョンでもロックでも、バイサウンドSWでシングルPUモードにすれば、ファンクのカッティングも。

 

過去にSG800をしばらく所有していたのですが、、、今思えば良かったな~と。

 

と言うことで、オーナーさんを口説いて、この子はうちの子になるかもしれません!(笑)

 

SG1000のレストアは一旦これで完了です。

 

 

 

 

さて、2/11まで後2日。

もちろん今日も、末っ子次男はバトンレッスンです。

 

 

 

 

 

では、また。

u-tak