本日、長女は授業の後、末っ子次男はバトンレッスンの後にミュージカルボディーガードを何とか時間を作って観劇。
ワンピース音宴で通った、国際フォーラムCにて。
末っ子次男がビリーでお世話になった柚希礼音さん、ロマン活劇るろうに剣心で一緒だった大河原爽介くんが出演されています~♪
って、今回の付き添いは嫁さんで、u-takは留守番でギター触ってましたけどね。。
さて、前回は金属パーツの錆取りまででした。
金属パーツの錆取りも丸一日かかりましたが、今回は、これまた丸一日かかったトラスロッド調整とPUエスカッションの割れ補修です。
トラスロッド調整に半日かかったのは、トラスロッド自体の問題ではなく、トラスロッドレンチが合わなかった、と言う問題です。
ネジ部の飛び出しが長く、YAMAHA用のパイプ型のレンチが奥まで入りません。。
SG専用のトラスロッドレンチがあるのでしょうか?
単なる8mmソケットなら深さ的には入るのですが、回すためのエクステンションを付けようとすると、ヘッドに干渉して付けられません。。
仕方なく・・・
u-takのモットー!無いものは作る!!!
安い100均のメガネレンチの外周を削って作りました。
首の部分も細くしなければナットを回す時の可動域が狭く、6角の入る状態でレンチの角度を変えて、ナットを順に回し続けることがができませんでした。。
100均には100円以上するもっとしっかりしたメガネレンチもあったのですが、板をプレスで抜いたチープな作のものを選んだ理由は、加工しやすいから。
それでも厚みが2mmあり、グラインダーとやすりで形を調整しながら、3時間以上は加工していたと思います。
グラインダーは大雑把に加工するのは良いのですが、首のくびれ部分や強度を残しつつ小さくしたい外周の微妙なラインはギターに合わせながら手加工です。
何とかレンチを使える状態にし、ネックの順反りが強めだったのでトラスロッドを調整。
今回は弦を張っていない状態で調整していますので、フラットから若干逆反りかな、と思うくらいまで締めておきます。
結構しっかり締めましたが、まだもう少し調整できそうな感じです。
実際に弦を張った時にどのくらい戻されるか、その時に再度調整が必要です。
更にトラスロッドを締めることにならなければ良いですが。。
さて、それはその時に調整するとして、次にPU周りをメンテします。
到着時に音とセレクターSWのPU切替え、VOLとTONE、バイサウンド切替などのコントロールは音出しして問題無いことを確認済みですので、主にパーツの補修や外観の改善になります。
フロントPUを外してみます。
PU裏にはSGの印と、57.3.29の印。
恐らく昭和57年3月29日、やはりヘッド裏のロット番号からも確認した1982年製の様です。
リアPUも外します。
こちらにも同じ印があります。
そして、フロントもリアもエスカッションの同じ所に割れ。。
この樹脂素材が、接着しにくいのです。。
過去にも色々試した結果、何とか接着できるのが・・・
超強力、耐衝撃でプラスチックも接着できると謳う瞬間接着剤です。
それでも瞬間には着かず、樹脂が溶けるような感じで、溶剤が抜けきるまで30分以上、押さえて形をキープしておかなければなりません。。
これも、苦行です!
先ずはフロントPUのエスカッション。
写真の左下ですが、まずまずキレイに着きました。
もちろん、接着後にやすりをかけてキレイに成型しています。
少し跡が残っていますが、これ以上表面を削ると強度が弱くなり、接着が取れてしまいます(一度取れました。。)ので、このくらいにしておきます。
見えない裏面は強度を稼ぐため、接着剤が山になるくらい盛っています。
次にリアPUのエスカッション
同じく割れているのは左下。
ここに力がずっと加わったのでしょうね。
接着するときも、ひねる様に押さえていないと外れてしまう様な感じでした。
そのひねる力が長い間かかると樹脂がクリープ変形して、やがて割れる、と言うことですね。
更にそのひねる力は、エスカッションのネジを受ける部分が下まで伸びていないので、ネジ留めによってエスカッションの縁が下に引っ張られて発生していると思われます。
エスカッションのネジは必要以上に締めすぎない様にしましょう!
こちらも見えない裏面は接着剤を盛り盛り。
エスカッションを固定するネジも、錆を落とし・・・
PU昇降ネジの錆も落としてエスカッション周りは準備完了!
あら、英語学習をやってからブログを書いてたら、日付が・・・
今回はここまで。
次回でSG1000のレストアは終了かな。
では、また。
u-tak