アメリカ合衆国大統領と日本国首相が慰霊碑に誓った日 | クラスタ民主主義システム研究室

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平成28年5月27日の今日、広島の原爆死没者慰霊碑にアメリカと日本のトップが慰霊したのち、全世界に向けてスピーチし宣言した。


「核兵器なき世界を実現しよう」という目標を定めたことは極めて意義深いと言えよう。


これまで核武装論者や右翼に属する人々は広島の慰霊碑の碑文を批判してきた。


だから、彼らは、碑文をペンキで汚した者の行為に賛同してきた…。


その碑文はこうです。



碑文


安らかに眠って下さい


過ちは


繰返しませぬから



彼らは、この文章には主語が無く、日本の過ちだと受け取れるからけしからんと主張してきた。


しかし、今日、アメリカと日本のトップが、この慰霊碑に哀悼の祷りを奉げ、世界に宣誓した。


これでアメリカ合衆国大統領と日本国総理大臣という【主語】が確定したことになる。


少なくとも第44代大統領と第96‐97代首相とが「原爆投下という過ちは繰り返さない」と誓った。


未来のアメリカ大統領や日本国首相がこの宣誓に従うとは限らないにせよ…


アメリカ大統領と日本国首相の二人が、この碑文に共に祈り、真摯に言葉を捧げたことを私は嬉しく思います。


アメリカのトップと日本のトップとが一時期にせよ互いに誓い合った事実を日本人であれば軽々しく汚したりはしないはず。


これからは、この碑文に刻まれた言霊を大切にする日本人でありたいものです。


ウサギ