獨協医大・永井伸一名誉教授「子供をダメにする」親の研究
3000人の親子を聞き取り調査して分かったこと
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31665
興味深かったので、ご紹介します…
以下、一部転載
--------
(前略)
27年間、学生と親たちを見てきて、正しい教育とは何なのかを考えてきました。そうして辿り着いたのが、中学生までに「吸収力の高い脳作り」、「遊び学習」、「秩序形成」の3つを念頭に置いて、「脳教育」をするということです。
人は頭の中に蓄積された情報を組み替えたり、混ぜ合わせたりして新しいことを考えるでしょう。思考とは、創造なんです。
より柔軟で応用的に物事を考えるには、キャパシティの大きな脳が必要です。中学時代、つまり13~15歳の脳というのは、人の一生の中で最も活性化していて、新しい知識を貪欲に吸収できる時期です。そして、15歳をピークに、脳の成長の勢いはどんどん衰えてしまいます。それまでに、「シナプス」と呼ばれる、情報を吸収・伝達するところをたくさん作っておくことが大事なんです。
シナプスは、新しい知識に触れると刺激されて形成が進みますが、これを増やす前提として、幼少時に母子の絆を確立することが重要です。子供にとって「母の胸」は一番安らげる場所です。そこにホームグラウンドが確保されれば、子供は安心して冒険に出て行けます。そして、ひとしきり遊んだら母の元に帰ってきて甘え、再び冒険に出向く準備を整える。そうやって次々に新しい経験を積み重ね、脳の情報量は増加されていきます。
(中略)
子供の学習能力は、親から受け継いだ遺伝子からも、もちろん影響を受けます。しかし、育て方によって、子供の力はいくらでも伸びるのです。
「ダメな子はいない。しかし、ダメな育て方はある」
教員生活38年間、3000人の大学生、2200人の中高生、そして保護者たちに言い続けてきたのは、この一言です。
--------
宜しかったら、ぜひ本文をお読み下さい。
「吸収力の高い脳作り」、「遊び学習」、「秩序形成」の3つを念頭に置いた「脳教育」
親から受け継いだ遺伝子という先天的要因は認めないといけませんね。
その上で、どう自分の脳を教育して行くか…
でも、ここまで歳をとったら「自分の脳をどうしてしまったか」自ら理解することも必要になります。。。
壮年過ぎてしまうと、もう脳教育で変化できる範囲は限られていますから(笑)
鉄は熱いうちに打て♪