日本経済新聞
以下、転載
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小宮山洋子厚生労働相は21日の閣議後の記者会見で、牛肉などでは1キログラム当たり500ベクレルとなっている食品の放射性物質の暫定規制値の見直しについて、「さらに安全性を確保する必要があり、厳しくする」という見通しを示した。
近く内閣府の食品安全委員会が内部被曝(ひばく)と外部被曝を合わせて「生涯100ミリシーベルト」と答申するとみられ、国際的な基準と専門家の意見を聞き、最終的に判断する。
現在の規制値は福島第1原子力発電所の事故を受け、厚労省が3月17日に内閣府の原子力安全委員会の助言を受けて暫定的に決めた。放射性セシウムは年間5ミリシーベルトを上限として平均食品摂取量などを考慮、牛肉では1キログラム当たり500ベクレル、牛乳は同200ベクレルなどとなっている。
食品安全委が答申案としている「生涯で100ミリシーベルト」は平均余命から単純に計算すると、上限は年1ミリシーベルト程度となる。ただ専門家は「当面は暫定規制値を維持して、収束してから生涯で100ミリシーベルトに収まるように設定することも可能」と話している。
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さらに安全性を確保する・・・
つまり、より安全性を高めるために暫定基準値を厳しくするそうです。
政府も、正しい方向を向いているようです。
あとは、測定範囲を広げて漏れが無いようにして欲しいものです。
今までの暫定基準値は、一応安全ということになっていましたが、危険性が無い訳ではありませんでした。
危険性が残っていたので、より安全な暫定基準値に見直す。
これが、さらに安全性を確保するとか、より安全性を高めるっていう言い回しですよね・・・
十分に安全な基準値なら、より安全に見直す必要はないわけです。
日本語って難しいですね(^_^;)