q and a | いつかきっと白い翼!!

いつかきっと白い翼!!

Where flowers bloom so does hope.

『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』が発表されましたー。ヽ(=´▽`=)ノ

 
何の前触れもなくて驚きましたが、Switch版リメイクではファンから非難轟々で発売スケジュールが白紙になった時期もありました。
リメイク版での正統派続編は、完成してからの発売告知になっている模様。
 
ファミコン探偵倶楽部の1作品目『消えた後継者』、2作品目『うしろに立つ少女』は、約35年前に発売されました。
当時の常識を超える大容量(ディスク2枚組!)で、本格的な推理小説の世界を堪能しつつ、ジュブナイル(10代の冒険物語)としてのワクワク感もあり、美しいメロディーのBGMを聴きながら・・・生涯のトラウマになるであろう、犯人とのラストシーンなどが印象に残っている人も多いことでしょう。(o・ω・o) ←トラウマになっている人。
当時のハードの限界を詰め込み、ゲーム史の記念碑となっていると感じます。
 
Switch版のリメイクが発表された当時のMAGES.さんは、名作をギャルゲーとして可愛くすれば売れると、お手軽な移植を乱発している印象でした。(o・ω・o) まあ、そのアイデアは間違いではないのが悲しいところ。
しかし、リメイク版が発売白紙になり、ブラッシュアップされていく過程で、基礎的な筋力がパワーアップしているように感じます。
(バイオ、テイルズも任天堂さんのリメイクで、凄まじいパワーアップを遂げていました。ゲームメーカーとしての思考能力が桁外れの領域に到達しているのだと想う。京都大学くらいの論理的な思考能力が標準偏差値になってそう。)
その後、五等分の花嫁の劇場アニメ版の舞台挨拶で・・・役者さんがゲーム版をベタ褒めしてプッシュしていました。(o・ω・o) 沖縄旅行編(ごときす)では、原作漫画の後日談と言っても過言ではないくらいの完成度の高さ。原作漫画でも体験できないような展開の連続に、ファンの人達はオーバーキルされまくりの凄まじい作品。登場キャラの台詞に全然違和感がなくて驚かされました。
 
そして、かなり遅れて発売されたSwitch版リメイクのファミコン探偵倶楽部は、緒方恵美さん&皆口裕子さんのW主人公+杉田智和さんも付いてくる超豪華仕様でした。(o・ω・o) ありがとうございます。主役級を揃えてきましたよ。
 
テレビゲームは容量の制約が大きいので、どうしても書き言葉になってしまいがちなのですよね。
かまいたちの夜、タクティクスオウガはゲーム史に輝く珠玉の名作だと想いますが、フルボイスには文章の構造上変換することができない。実況動画で読み上げているのを鑑賞しても、人の会話としてはどうしても間延びしてしまうのです。(´・ω・`) (あくまでも表現としてのベクトルというだけで、これが最善の選択肢。理想を求めて足掻く政治色の強い戦略ゲームなので、この文章でしか得られない満足感があるのです。)
最新のリメイク版では、ラスボスが宇宙怪獣になってしまいましたね・・・。(o・ω・o) ←知らずに付けた部隊名が似合いすぎてて驚いた人。
FF12では演技に引き込まれる魅力に溢れていたので、研究の跡が伺えます。
映像作品の場合、構図と演技で読み取れる情報量が多いので、必要最小限の話し言葉で成立するかと。
ゲームでは、巨匠の作品を除いては構造として成功したものはごく僅か。
 
ファミコン探偵倶楽部についても、原作ゲームは説明台詞の集大成みたいな構造なので、正直厳しいのではないかと想っていました。(。>﹏<。)
しかし、舞台役者を中心に構成された座組のせいか、台詞の間が上手く補完できているように感じます。その中にあっても、主役の2人+杉田さんの音の空間の把握の仕方、空気の支配力に圧倒されました。主要人物が喋っているときには、周りの状況が気にならなくなるのですよねー。
やはり長いキャリアで培っているものが大きいのでしょう。言語化できない経験値の差が効いているように感じます。主役を長く努めている人の演技は、場持ち(空間掌握力)が良いのかもしれません。
朗読劇を聴いているような、役者さんの世界観に引き込まれてしまう感じ。(´・ω・`)
 
ファミコン探偵倶楽部のゲームファンが求めているような、ハードウェアの特性を生かした物語性ではなく、推理小説としての本来の世界観を・・・生きている人間のドラマとして蘇らせてくれている(リメイク)作品だなーと感じたのでした。
 
劇場版でもなく、ゲームの文脈でもなく、舞台とも違う。
台詞の掛け合いと言うより、ひとりずつの確かな演技を次に繋いで、バトンを渡していく物語。
朗読劇ゲームかなと。(´・ω・`)
 
さて・・・最新作はどうなるのでしょうか。
トラウマの再現になるのかなー。
ああ、まんじゅうこわい。(´・ω・`) ←フラグを立てていく人。
 
ダウンロードのみで発売していれば、ラストシーンだけは決まった時間にしか遊べないとか、BS
探偵倶楽部の要素も入れたりで面白そうなのですが。
個人的には、デトロイトビカムヒューマンのように・・・限界の先まで到達してほしかったかなー。
(アンドロイドたちが自由を獲得して、タイトル画面すら無人になって白紙の状態になり、無限の未来を表しているのです。)
答えを知るためには・・・遊んでみるしかなさそうですね。