軍師官兵衛:最終回 乱世ここに終わる 第1幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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さて、「軍師官兵衛」も、ついに最終回です。
今回、注目していたポイントを列挙してみると・・、

・まずは「関ヶ原の戦い」の映像化。
・お前の左手は何してた?という名台詞。黒田父子の確執。
・後藤又兵衛をどう描くのか?長政との確執と去就。
・家康との会見シーンはあるのか?
・ラストを何処にもっていくのか?本人の死か、豊臣家滅亡か?

事前に楽しみにしていたのは、およそこんな所。
勿論、すでにノベライズ本を読み終えてはいるんですが、
今回の大河、放送回本編で、かなり変更してくるんで、
ある意味「どんな風に裏切ってくるか?」という点も楽しみでした。

今年の大河はラストにきて総選挙が絡んてしまった為、
放送に、一週、間が開いた上に、
「再放送」の前に、「総集編」が放送されてしまう~という、
何とも、おかしな具合になってしまいましたが・・・、

最終回本編当日も冒頭から選挙速報のテロップが。(-。-;)

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興ざめのテロップが邪魔臭くて仕方ないんですが、
「関ヶ原の戦い」は、さすがラスト、
予算の全てを注ぎ込んだ?かの様な、エキストラの爆走!
いや~、これは、かな~り頑張ってますよねぇ。



一方の九州地方の戦い。番組オリジナル製作の輦(れん)の上で、
ふんぞり返っている如水(官兵衛)が登場!
これ、「態度が悪い」と感じた視聴者もいたみたいですが、
おいらの解釈は、行軍の最中、老齢の如水が体力を奪われない様、
工夫しているんだと思ってました・・・。(*^ー^)ノ



まあ、彼の言動がやたら勇ましいので、「悪」に見えるかもしれませんが、
実際、ダークヒーローなんだから仕方ないやね。w

そんなこんなで、如水独特のデザインの旗が、
パタパタはためいている場面からオープニングへ。

あの「藤の花を用いた紋所の旗」は関ヶ原にいる長政軍。
「紋所の無い白黒の旗」は如水軍と、
ちゃんと二つの黒田で旗を変えている点は好感が持てました。



本編が始まると、いやいや、火薬量の多いこと!
エキストラの数を、爆煙でサポートしながら、
なんとかして迫力あるシーンを~という創意工夫。

そして、予想通り、やって来ました!
家康の使者への「長政の逆ギレ」場面。w
この長政の返答に怒り心頭!なんてことはなく、
逆に、長政を褒めそやすことで、度量の大きさを見せる家康さま

そして、小早川本陣へ大筒を打ち込んで・・・、
って、、あれ?鉄砲じゃなくて「大筒」なのね。これはワロタ。w



手持ちが可能な鉄砲で、少数精鋭の別動隊をつくり、
石田本陣&宇喜多隊の横合いを秘かに通りすぎて、
その背後に陣取っている小早川隊に向かって威嚇射撃する・・。

「小早川秀秋を脅す」のが目的ですからね。

だいたい、クソ重たい大筒を騎馬並みのスピートで、
どうやって移動したんだろう?とか考えちゃいけないみたい。

更に言えば、家康側に、小早川隊まで届く大筒があるなら、
当然、小早川隊より手前に陣取っている石田隊にも届くわけで。
だったら、石田隊に直接、照準を合わせれば、
三成本陣に大打撃を与えられるじゃん・・という事になる。

しかし、このドラマ、

開戦直前、両軍の配置図を紹介してないって所がミソね。w
いや、何かそれらしい図はありましたが、
どの武将が、どこに配置されている~っていう図のことね。

この点、事前に、史実とかの配置図を知っている視聴者にとっては、
頭に「?マーク」が点灯しっぱなしだったかもしれませんが、
今回のテーマは、あくまでも「長政の調略」がメイン!

きっと、これまで語り継がれている関ヶ原とは、
全く違う陣形で両軍が衝突したって事で、、、
新たなる関ヶ原の戦いを楽しみましょう!!(*v.v)。

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って言ってるそばから、またまた気になる点が。w

黒田本陣で、ドカッと座っている長政が、
あの、クソ重たそうな兜を身に着けているのはいいとして、
三成の姿を発見できるまでに接近、肉弾戦になっている最中に、
あんなに動きにくい兜をかぶってるのは、リアリティ無さすぎでしょう。

まあ、ドラマとしては、わずか数分の出来事なので、
ボーーッと見てるぶんには気にならないかな。

「金、かかってるなぁ」
「さすが最後だけあって、頑張って映像化してるなぁ」
「長政が、三成を追いつめたぞ!」
と、ワクワクしながら見ることもできたかと。
(あくまでも、ボーーーッと見てればね)

ただ、ここに来て思うのは「三成側に猛将がいない」のが残念ですね。
三成が「性格ねじ曲がった小者」すぎるのが痛いかなぁ。
いや、三成本人が武芸に優れた武将である必要はなくて、
例えば、長政を苦しめる役に、家老の島左近がいるとかねぇ。

結果、長政が勝つとしても、もっと長政がボロボロになった方が、
その後の達成感も大きな物になったんじゃないかと。
どうしても、東軍、西軍のバランスが悪い気がするんですよね。

▼軍師官兵衛:最終回 乱世ここに終わる 第2幕