軍師官兵衛:第4回 新しき門出 第3幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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◆◆第1場 姫路の城 ◆◆◆◆◆◆
姫路城、櫛橋家の娘との縁談を家臣に報告する職隆(もとたか)
父は、官兵衛に家督をゆずることを決意する。

櫛橋家では、左京進と縁談の当事者=力が猛反発。
一方の黒田家の方では、良い縁組である事と、
これを小寺の殿のはからいである事を喜んでいたが・・・。

義昭からの書状を殿に見せた事も帳消しになる?と考える職隆の弟達。
しかし、職隆は楽観しておらず、逆に「黒田家存亡の危機」と説く。

>いや、殿のお疑いは晴れてはおらぬ。
>落着どころか、これは黒田家存亡に関わる一大事だ。
>やはり、こうするほかないか・・・。

>官兵衛、お前に、家督をゆずる。




>わしが黒田家を率いているうちは、殿のお心は休まらぬようだ。
>それゆえ殿は、櫛橋殿との縁組を思い付かれた。
>一日も早く、若い官兵衛を、わしの代わりにと思っておられるのであろう。

>このまま、疑いが晴れねば、
>殿はいずれ、その大元を絶とうとされるだろう。

>我が黒田は、、、追放されるか、
>逆賊として御着の軍勢に攻め滅ぼされる。
>官兵衛、、、これが、黒田家の生き残る道なのだ。


当主としての責任に目覚め始める官兵衛
一方その頃、光(てる)は、山桃を手にした官兵衛を思いだしていた。



黒田家存亡の危機~と口にしてからの、
井手友氏と休夢の表情の変化はよかった。

馬に乗って草原にたたずむ官兵衛、屋敷で空を見上げる光(てる)、
特に、光の表情は絶品だった。この時すでに、
「姉上がいかないのなら、私が嫁いじゃおうかしら?」
~とでも思ってそうな顔だったにょ。

しかしこの二人、単独で出ている時は、それぞれいい感じなのに、
二人並ぶと絵にならないのは何故?w

★★第2場 墨俣城、織田軍詰め所 ★★★★★★
美濃、墨俣城にて。昼寝してる藤吉郎
寝てないで戦しろよと怒鳴る弟=小一郎登場。
蜂須賀小六西美濃三人集からの書状を持参。



「墨俣一夜城」の話しはカットしたんだね。
まあ、あの話しまで入れると、尾張パートが長くなりすぎるし、
セットやエキストラなどで予算オーバーは必至。
仕方なかっぺ~とは思うけど、ちと残念。

西美濃三人集の調略成功を報告する藤吉郎
報告を受ける信長お濃
1567年、信長が稲葉山城を攻略



この場面は、かなり違和感を感じてしまった。
まず蜂須賀小六の背後に見える、織田家の家紋入りの黄色い幔幕
そして、藤吉郎が信長に報告した時の、
お濃の後ろに見える似たような幔幕

この二つの場所は、同じ墨俣城の中ということなんだろうか?
もし、同じだとするなら・・・、

・墨俣は、稲葉山城へ通じる最前線。
 安普請の即席城だとしても、城主は一応、藤吉郎のはず。
 そこに信長がいないのなら、小一郎が戦を催促するのは分かる。
・しかし、信長が着陣してるなら、
 戦の決定権は信長にあるはずで、小一郎の台詞は変。

・そもそも、信長が同じ城に着陣しているのに、昼寝してるというのは、
 藤吉郎のキャラとしては考えにくい。城主として接待してるはず。
・いやいや、この頃の藤吉郎は一兵卒だったんだよ~とするなら、
 小一郎が戦を催促する点がおかしくなる。

・最前線の戦場に、当時、不浄なる存在だった女性がいるのは変。
・そこは、お濃を戦場に連れて行くほど密接な関係だった~としても、
 倉庫みたいなこの部屋で、信長とお濃は、何してたん?
・藤吉郎が報告を終えた後の、お濃の台詞が微妙。

「でかしたぞ、猿っ!」(信長)
「おめでとうございます。父、道三もあの世で、さぞ喜んでおりましょう」(お濃)
「美濃は天下への第一歩にすぎぬ。猿、馬をひけいっ!」(信長)

この二人、永遠に理解しあえない夫婦として描かれるのかな。
確かに、あの世の道三も喜んでるとは思うけど、
信長は「敵討ちなんてくだらん」と言ってたはず。
道三の話しを最初に持ち出すのはタブーじゃないのかな?

これじゃ~、人の話しを全く聞いてないバカ女になっちゃう。w
本音で言い合える仲っていうより、
自分の主張を頑として曲げない女っていう印象を受けるし、
前回の信長&お濃の会話は、なんの意味も無かったのね。

「でかしたぞ、猿っ!」(信長)
「おめでとうございます。天下への道が、また一歩近づきましたな」(お濃)
「おう、姑、道三も、あの世でさぞ喜んでおるだろう。猿、馬をひけいっ!」(信長)

今回の大河、信長とお濃の夫婦愛がメインじゃないからなぁ~
確かに、、、嫁、そして嫁の父親のことを気づかう信長っていうのも、
ぬるいっちゃ~、ぬるいね。w

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