こんにちは、保育士コミュニケーション講座
 
講師の松原美里です。


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保育コミュニケーション研修・講座はウメハナリレーションズ





2月の保育士コミュニケーション講座は、


実践指導のコツを身につける

「新人を指導するリーダーのためのコミュニケーション」



園では新年度から新人さんが入ってくることを踏まえて、

現場ではそろそろクラス編成を考え、

研修期間に思いを馳せる時期なのではないでしょうか。



園にとっても新人育成や研修は、

園内の仕組みを見直すチャンス。



この機会を有効に活用して、

風通しが良く、新人が育ちやすい園へと

改善をしていけると良いですね。



さて、年3回ほど

後輩指導に関する講座を行っていますが、

今回の講座は その 初級編。


基礎になるものと考えて下さい。


今回はテーマにちなんで、

「育成の基礎知識」

~について、お届けします。



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就職が決まり、

2月~3月に掛けて始まるのが、研修期間。



自分の時を振り返ると、

ドキドキしながら右も左も分からない中で

言われるがままにあっちを掃除したり、

こっちで洗濯をしたり。



「先生、こっちお願い!」と飛び回る中で

子どもと触れ合えるひとときが、唯一

心の休まる瞬間でした。



そんな中で、たくさんの失敗をし

失敗の中から少しずつ成長して、今がありますお茶



とはいえ---

自分が育成をする側となると、ちょっと違う側面があせる



現場の中で、新人も「一人の先生」

教えることが大事合格なのと共に、

求めたいことや役割も発生し始め、

育成やOJTをする側にとっては

もどかしい気持ちになる叫びことも多いのではないでしょうか。



これから育成を担当するであろう方へ、

そんなときのための心構えをお伝えしますニコニコ



【学びを吸収する土台となる、信頼関係づくり】


早く覚えて、「動ける人」になってほしい!!

~という思いがあるからこそ、

「急がば回れ!」です。



学びを吸収して自分で動けるようになるためには、

“土台”が必要。


まずは、「ここに自分の場所がある」と思えるような

あたたかい居場所を作ることが大切です。


そうでないと、

「私はこの園にとって迷惑でしかないんだ・・・。」

「何やってもうまくいかないし」


と、新学期が始まって間もないうちに 

心が折れてしまう可能性があるからです。

(ネット上の保育士相談コーナーを見ると、

 3日・2週間・1か月で「辞めたい」という書き込みが見られます)



そのために大事なのが、


「私はここにいていい。

 必要とされているから、たくさん教えてくれているんだ。

 見込みがあるから、声を掛けてくれているんだ。」



~と思えるような、ふだんの人間関係を作ることです。


【無条件の承認 そのためのコミュニケーション】


新人として必要で、大切に思っていること。

期待をしているから、いろいろ教えていること。



~それらは、周囲の先輩から見ると当たり前のことですが

新人さん本人には伝わっていないことがあります。



良かれと思って伝えたことも、本人にとって

言葉がきつく感じられたり・・・。


失敗して上手くいかなかったことを悔やんでいる時に

追い打ちを掛けられたように感じてしまったり・・・。


~という行き違いもあるのです。



コミュニケーションは、

受け取り手が感じたことがすべてです。



新人さんが安心できる居場所づくりとして、

“無条件の承認”を心掛けてみましょう。


承認とは、相手の存在を認めること。



認めているよ、大切に思っているよ、ということを

新人さんに伝わるように表現するのです。



ちなみに、“条件付けの承認”は

○○ができたことが前提で

「できたね!」「すごいね!」などと承認をするもの
で、

新人さんができるようになるまでの過程では

無条件の承認の方が出番が多いですひらめき電球



無条件の承認では、たとえば、

・笑顔で「おはよう」と声を掛ける

・「慣れてきた?」と声を掛けてみる

・休憩時間に一緒に雑談をしてみる




それだけでも、

「この人は自分を受け入れてくれている」と感じることができ

安心感が生まれ、心強い気持ちになります。




ぜひ、研修が始まったら
 
何気ないコミュニケーションからはじめてみて下さいね。


【マズローの五段階欲求を踏まえた育成アプローチ】

また、新人さんが仕事の中で

力を発揮できるようになる過程としては

マズローの五段階欲求説が

私は分かりやすいな~と感じています。

(欲求説の詳細については、

 講座の中で詳しくご紹介しますね!)


私たちはつい、

「教えたらすぐにできる」ようになることを

イメージしてしまいますが


これまでの育成を振り返り、

様々な業種お話を聞く中で私が感じていることは

「新人さんは社会人として新しい場所に立ったところから

 人は新たな人生を生まれ直すのではないか」


ということです。



それをマズローの説に当てはめると・・・


「ここに自分の居場所があるという安心感」

        ↓

「安全な人間関係があるという信頼感」

        ↓

「保育士として力を発揮できているという充実感」

        ↓

「園の一員として信頼され、
 誇りを持って取り組めている状態」

        ↓

「力を発揮して仕事で社会に貢献できることを喜
     びと感じる状態」



~という段階を経て、

徐々に成長していくイメージです。


だからこそ、成長を長い目で捉えること。

まずは園に自分の居場所があると感じられるような

あたたかいコミュニケーションを心掛けることが大切です。



具体的には、何ができるでしょう?


講座の中では 

参加者同士の意見交換などを通じて

自分ごととして落とし込む時間を

持ちたいと考えています。


どうぞご活用ください!



次回は「伝える」と「伝わる」のギャップ

についてご紹介します。



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2月7日(土)18:00~20:00

実践指導のコツを身につける
「新人を指導するリーダーのためのコミュニケーション」

・新人をどう指導したらいいのか、自信がない方
・次年度、後輩を指導する予定がある方
・現在、後輩指導を行っている方
・指導の仕方が分からず、手を焼いている方

保育指導は、かつて「見て学べ」と言われた世界。

とはいえ社会も変化し、育ってきた環境背景・価値観が違えば、

指導の仕方もおのずと変わってきます。



保育園に入ってくる新人にも、

新卒・他業種からの転職・他園での経験があるなど、

様々な人がいるのではないでしょうか。


求められることの多い現場で多忙な中、

園の価値観を共有し、実際に園を回していくためには

どう指導をしていけばいいのか。


今回は大前提となる

4つのポイントを押さえていきます。


実際にワークからの気づきを学びにつなげて、

実践指導のコツを身につけていきましょう。


<プログラム>

1.学びを吸収する土台となる、信頼関係づくり
・無条件の承認 そのためのコミュニケーション
・マズローの五段階欲求を踏まえた育成アプローチ

2.指導者の「伝える」と新人に「伝わる」のギャップを埋めるには?
・伝えたつもりと、受け取り手のイメージのちがい
・伝わるためのコミュニケーションの工夫

3.「当たり前」を言語化することが理解につながる
・相手の背景を受け入れることが第一歩
・ティーチングのコツは、前提から共有すること

4.自発的に動ける保育者へ
・成長を喜び合える土台
・体験 ⇒ 学び ⇒ 次への課題サイクルを回す


【日    時】2月7日(土)18:00~20:00

  <終了後、懇親会でさまざまな園の先生たちと
  情報交換をするご飯会があります>

【 受 講 料 】3,000円(税込)

【 会   場 】あさか保育人材養成学校 
  http://hoikujinzai.com/blocks/index/00014
  東京メトロ有楽町線 麹町駅6番出口 徒歩3分
  JR市ヶ谷駅 徒歩5分

【 定   員 】30名(最少施行人数 5名)

【 お申込み 】
 ・会場での参加申し込み(実際の事例と体験を通じて、リアルに学べます)
  https://global-ssl05.jp/hoikujinzai.com/inquiry_logs/apply/00093

 ・DVD申込み(いつでも自分のタイミングで繰り返し学べます)
  
http://hoikujinzai.com/blocks/index/00146



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4月からの業務開始に向けて、一緒に準備をしていきましょう!


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