【つながりが保育を豊かにする──信頼について考えた1日】

 

〜笑顔と信頼あふれる保育チーム 開催御礼〜

 

子どもとの関係性を築いていくためには?

価値観や立ち位置・見えている景色の異なる同僚や主任・園長と同じ景色を見ていくためには?

家族と向き合っていくためのヒントとは?

これらは永遠のテーマなのではないでしょうか。

 

"なんとなく"生きている中で気づくこと

私たちは信頼について、教育を受けてはおらず、"なんとなく"人とともに生きています。

でも、信頼できないと悲しみを感じる時がある。心が通っていることを実感し、幸せを感じる瞬間がある。

ワークとシェアを通して振り返ることで、そこにはじつはさまざまな要素があることに気がつきました。

 

受け身ではなく、自分から

大切にしたい100の要素の中から選択し、関係性を築いていきたい方へ向けて、自分から行動を重ねていくと──。

それは、自分との約束を守ること。自己信頼につながり、結果的に相手との関係性が変化していくのかもしれません。

信頼には、リスクも伴います。

そのリスクを引き受けても向き合いたい相手がいる...というのは、幸せなことですね。

 

信頼の要素...って、こんなにたくさんあるんだ。

自分も相手も大切にするコミュニケーションって、どう選択していこうか。

それぞれの人生にとって大切な人を思い浮かべながら、今日から始めていける一歩を言葉にする時間となりました。

各地からご参加くださったみなさま、貴重な時間をありがとうございました!

当日の様子や参加者の声など、詳しくは以下から😊

つながりが保育を豊かにする──信頼について考えた1日〜笑顔と信頼あふれる保育チーム 開催御礼

 

 

園は、"毎日が小さなテーマパーク"ともいえるのではないでしょうか。

子ども安全検定をきっかけに、いろいろな角度からお話を聞かせていただく機会に恵まれています。

今回のゲストは、帝王学の学びのお仲間であり、学生時代に東京ディズニーランドでアルバイトをされていた長井さん。

 

ディズニーランドの「安全第一」

東京ディズニーランドでは、SCSEという概念のもと、研修の初めはまず「安全」に関する意識を学ぶという、興味深いお話を聞かせていただきました。

 

<SCSEとは>
Safety(安全)
Courtesy(礼儀正しさ)
Show(ショー)
Efficiency(効率)

 

どんなに魅力的でも、事故があっては楽しむことができません。夢の世界は「安全第一」の上に成り立つ世界なんですね。

 

不安全行動・不安全状態というキーワード

その中で、着目すべき「不安全行動・不安全状態」というキーワードを教えていただきました。

不安全行動・不安全状態とは...「このままにしていたら危ないな!?」と感じること。

安全パトロールという取り組みの中では、ヒヤリハット以前のところに目を向け、扱っていくのだそうです。

大切なのは、想像力。

「もしかしたら...こういうこともあるかも!?」と想像する。すべては難しくとも、想像できる範囲で。

 

気づきを全体の叡智にしていく仕組み

当時のディズニーランドでは「安全週間」という期間を設けてキャストに紙を配り、不安全行動・不安全状態に気づいたら書くようにしていたのだそうです。

提出された内容は
現場で共有→責任者・リーダー、マネージャー→本部で検討→結果を現場へフィードバック

といった流れを通じて、全体の叡智にしていくのだそうです。

 

責めずに、改善に向けて取り組む

身近で毎日通うことができる、子どもの居場所である園。読めない子どもの行動・ヒヤリハットの宝庫。

嫌な予感って...振り返りの材料にすること。責めずに、改善に向けて取り組む姿勢。

私たちも大切にしていきたいですね。

詳しくはリンクから😊

https://hoiku-communication.com/yumetomahou/

 

 

保育コミュニケーション協会オンラインサロン・リリー、10月の会では、仙台から広島まで、熊を避けてのお散歩、安全意識、風土を変える力について──管理職・リーダーの視点から気になっていることを持ち寄って相談する時間となりました。

 

経験があるからこそ陥る"慣れ"

最近感じていることや気になっていることをそれぞれが持ち寄る中で、経験があるからこそ陥る"慣れ"を見直す大切さに話が及びました。

中堅メンバーから出た「キャリアアップ研修、ただ動画見てるだけじゃつまらない...」「"分かっているつもり"を見直す場が欲しい」といった声から、求められているのは「情報の更新」ではなく、振り返りと確認・さらなる伸びしろを見据えることなのではないか...。

本当は「自分の当たり前が、当たり前ではなかったと気づく場」が必要なのでは?

そんな本音が交わされました。

 

風土は変えられるか?変えていいのか?

今月のプレゼンターさんは、保育園の"風土"に向き合うテーマを投げかけてくれました。

「素敵な保育実践をしている先輩がいる一方で、"作業"になってしまっている人も?」

「そんな保育の現実に疲弊している新人さんも...」

「"見て盗め"が難しい今、でも空気感として風土は伝わっているのでは?」

「風土は変えられるか?変えていいのか?」

コロナ以降、関係性づくりの課題が生まれていますが...。そんな中で、どのように大切なことを共有していくのか?

保育士目線と大人の都合の狭間で揺れる現場のリアルがあちこちで上がっていました。

「大切なのは、誰かが核になり、大事なことを握り続けること」

「立場や役割を超えて、"人として"向き合うこと」

「先輩の"弱さ"を見せることで、逆に信頼される」

──といった声が上がっておりました。

 

あなたも、仲間になりませんか?

オンラインサロン・リリーは、保育の"日々"に宿る気づきを持ち寄り、語り合い、明日を照らすヒントを見つける時間です。

ちょっと気になっていたこと、園ではなかなか話せない本音、モヤモヤの奥にある"自分の願い"──に触れることで、「あ、私だけじゃない」とホッとしたり、誰かの経験に励まされたりしながら、一人ではたどり着けない学びが、ここにはあります。

 

詳しくはリンクから

https://hoiku-communication.com/online_2510ily/

 

 

 

 

保育士のために行事やルールなどを、かわいい絵と分かりやすい紙芝居で提案されている、おだんご先生。

「保育教材を、保育士さんの自腹ではなく園で。園の宝としてみんなで活用し、本当に大切なこと──子どもとのやり取りに時間を使ってほしい」

そんな思いで活動をされています。

 

園長・施設長の目線からの葛藤

とはいえ...園長や施設長・主任の目線から考えると、こんな思いもあるのではないでしょうか。

「あるものを使うのは便利でいいけれども、考えなくなってしまうのでは...?」

自分で情報を集めて、考えて子どもたちと向き合う中で、「本当に伝えたい思いはこれ」「だから、今日の日を楽しもう」あるいは「備えよう」と思えるのではないでしょうか。

かつての私たちも、そうして育てていただいた体験があるからです。

 

「成長してほしい」という思いはある。けれども、力が付く前に、疲弊して辞めてしまう人も少なくありません。

 

「便利さ=ラクをしている=いけないこと」なのか?

ともすれば私たちは、「便利さ=ラクをしている=いけないことだ!」という思いを抱いてしまうことがあります。

けれども、本当にそうなのでしょうか?

 

守破離の観点から考えてみると

守破離の観点から考えてみると、こんな風に捉えることもできるかもしれません。

「守」──はじめの2年目くらいまでは、"型"に学べる環境があってもよいのかもしれません。

「破」──力がついてきたら、アレンジを加えて自分らしく。

「離」──保育者からのかかわりで、目の前の子どもたちと一緒に創る場が実現していく。

 

おだんご先生とコラボ動画を準備中

今回は、おだんご先生と一緒に「"便利"と"考える力"は両立しない~便利さは悪!? 保育の楽しさが主体性につながる」といった観点で、コラボ動画を準備しています。

このテーマが日常のさまざまな場面に置き換えて、「本当に大切なこと」を見つめ直す機会になれば幸いです。

どうぞ、お楽しみに!

 

詳しくは以下から

https://hoiku-communication.com/odango_kikakuinfo01/

 

 

 

自分も初めて、子どもたちも親御さんも、初めて。

初めての保育園に、期待と共に不安がたくさんあります。いえいえ、私自身も不安です...。

先輩に教えてもらいたいけれども、あまり言ってくれず、自分から話しかけるのもしんどい。

 

オロオロを横に置いて、大事なことに向き合う

バタバタする日常の延長線上で、何を求められているのか?

オロオロするのを一旦横に置き、大事なことに粛々と向き合っていきたいですね。

新学期・新入園の時期には、その不安を抱きしめ寄り添いながら導いていく役割が大切です。

 

具体的な方法は?

動画の中でご紹介しています。

・新級・新入園の子どもに
・受け入れ時、なかなか泣き止まないとき
・子どもの顔と名前が一致しない
・親御さん・ご家族の顔と名前も覚える
・一日のイメージを子どもたちと共有するために
・出勤するタイミングを失った保護者へのお声掛け
・新学期の環境設定
・物の置き場所に戸惑う親御さんへのお声掛け
・お部屋の中で死角になるエリアはないか?
・新学期のお友達関係への配慮
・気になる子たちがいるときは...

 

一つひとつ、できることから

新学期は、子どもも保護者も保育者も、みんなが「初めて」の連続です。

完璧にできなくて当たり前。不安を感じるのも当たり前。

大切なのは、その不安に寄り添いながら、一つひとつできることを積み重ねていくことではないでしょうか。

子どもの顔と名前を覚えること。親御さんにひと声かけること。お部屋の中で死角になる場所がないか確認すること。

どれも小さなことのようですが、こうした一つひとつの積み重ねが、子どもたちや保護者の方々の安心につながっていきます。

動画では、新学期・新入園の時期に大切にしたいポイントを具体的にお話ししています。すべてを一度にやろうとしなくて大丈夫。今日できることから、一歩ずつ始めてみてくださいね。

詳しくは以下のリンクから😊

私も泣きそう…!? ~子どもの安心安全を守る場面別保育のチェックポイント第2章その① - 保育コミュニケーション協会