本屋に行ってみたら、「ベルサイユのばら 11」が出ていました。
なんと40年ぶりの最新刊です。
先日、マーガレット復刻版の単行本が店先にならんでいましたが、既に以前持っていたものは捨て文庫で買い直してしまっていた私にとって、懐かしいやら嬉しいやら(でも今更また買うというのもね~、とちょっぴり悔しい気もしたり?)と、複雑な思いがよぎったのですが、あの復刻版はこの新刊のための前振りだったのですね。
早速買ってきてしまいました。
まずは絵について。当時と画風が多少違うものの、それでも40年という時間差を考えると世界観を壊さずに保たれた画風にはただただ「凄い」とため息が出てしまいます。
そして、とりあげられた人選がまたにくい(笑)
アンドレ、ジェローデル、フェルゼン、アラン
の思い出や「その後」の一コマが綴られています。
個人的には美少女に成長したル・ルーが登場したのもちょっと嬉しかった。あの「おしゃまな娘がね~」と、親戚の子供の成長を見ているような気にさせられました(笑)。
最初に読んだ時は小学生だった私。
カッコいいフェルゼンに惹かれ、アランの男らしさに惹かれ、とその時々でそれぞれの良さを感じてきましたが、改めて読むと当時私にとって比較的影が薄かった「ジェローデル」もよい男ですね。ある意味、公的にはアンドレと同じような「影」の存在でありながら、アンドレとは違うしたたかさも備えた大人の男を感じます。身分違いというアンドレの持つハンディがない余裕もあるのでしょうが、今回のエピソードが加わることで、ちょっと「ツンデレ」な要素も加わり、より親しみを感じます。アンドレの愛情が少々「子供」のような一直線なものであったとすれば、このジェローデルは理性でそれを抑え、相手にとって最も最善と思われる道を選べる「大人」の愛情です。それゆえに、人生においては貧乏くじをひくこともあるのかもしれないなどと、ちょっと思いを馳せてしまいました。
本編の疾走感に比べるとやはり短編なので、「ほんの一幕」という感じが否めませんが、やはりこういうエピソードがまた見られたのは嬉しいですね。
もう一巻でるかも…とのことなので、それも楽しみにしています。