感動物語発掘&口コミ請負人「ウキウキヒーロズ」著者の堀内です。

はじめての方は、こちらからどうぞ!

今回は、このブログでご紹介している口コミがどんなものか、もしかしたら、まだ、ちゃんと伝わっていないかもしれない。

そんなことを、ふと、思いましたのでご紹介させてくださいませ。

私は、口コミは雨にたとえるのが一番イメージしやすいのですが、口コミは砂漠を緑の森や平原に変えていく雨だと考えてください。

砂漠を森に。

そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、実際に、現在、サウジアラビアでは三菱重工と政府の共同プロジェクトで砂漠を海に変える研究がされています。

その方法は、海辺で、背後に山がある場所を選んで、先に、木を植えて森をつくるというやり方。

森が雲を呼んで雨を降らす。この循環がだんだんと森と雲との両方を大きくして、砂漠を緑に変えていくというんですね。

これが口コミを増やすのとをまるでそっくりのプロセスなのです。

たとえば、雨がお客さまだとしたら、雨ごいや魔術で雨を降らそうとする社長さんがおられます。

「今すぐビックリする方法でお客さまがゾロゾロ!!」

みたいなノウハウにすがる訳ですね。

焦って飛びついたことが上手くいくことは殆どありません。

あと、北京オリンピックでは、ロケットを雨雲に飛ばして強制的に北京の周囲に雨を降らしました。

中国では雨を降らすロケットがバンバン発射されているのですが、不発弾が人の身体を貫通したり、しょっぱい雨が降って頭皮も痛くなるなどの苦情が続発しています。

毒性があるが、微量なので気にすることはないというのですが、こんな風に無理をしていたら将来どんな恐ろしいことがおきるのか想像したくもありません。

詐欺的手法で、いずれは破綻するようなプロモーションをするベンチャー企業と、なぜか、私の目からはダブります。

光通信やら円天やらリフォーム詐欺と色々ありましたね。

さらに、雨がないと困るということで、他人の土地から地価水路を引いたり、ケンカをして横取りしようということもあります。

顧客名簿を盗んだり、他者の足を引っ張ったりということですが、誰も幸せになりません。

誰かを泣かせるやり方がずっと続いた試しはありませんね。

加えて、台風や嵐が来るのも洪水になったりして大変です。

1997年頃に大ブームになった「たまごっち」ってありますけれど、あれが、トータル在庫過剰の赤字になったことをご存知でしょうか。

生産が追いつかなくて、ジャンジャンつくった時にはブームが終わっていたのです。

今なら、生キャラメルで大ブームを起こした花畑牧場が、現在、どんどん店舗を閉鎖している姿を見るときに、台風のようなブームにのっかるのは本当に難しいと思います。

そこで、口コミは、継続的かつ安定して起こることが、とても大切だということをお伝えしたいのです。

そして、口コミの広がりに応じて、会社の体制を整えていったり、拡大志向がない場合は、小さな会社が永続する基盤をつくればいい訳です。

口コミは中小企業を営業の苦しみから解き放ってくれるので、良い商品、良い福利厚生が実現できて、循環を良くすることが出来ます。

というわけで、口コミを増やす作業は砂漠に木を一本一本植えるのとそっくりだと思うわけです。

木の一本一本は信用です。

これを増やしていくことは、最初は、大変かもしれません。

水がなくて枯れるかもしれませんし、砂に埋もれてしまうかもしれせん。

それに負けずに木を増やしていくことが、結局は、かかわるみんなを幸せにすることになるのです。

ちなみに、現在は、ネットがありますから、お客さまの幸せを実現するビフォーアフターの物語を、時間がたっても口コミとして消さずに残すことができます。

このブログも沢山の友人が「ウキウキヒーローズ」のレビューを下さっていますが、何より、本の真実を語ってくれています。

これが日に日に増えているわけですが、私が、声を枯らして宣伝する何倍も効果があるんですね。