よく患者さんとの話の中で、
「病院で椎間板ヘルニアと言われました」
「腰が痛くて、脚も痺れるのです」
と、おっしゃる患者さんが沢山おられます。
だいぶ前に買った本で、加茂淳先生という整形外科の先生の書いた本が有りました。
その中の内容です。
「ヘルニアが痛みの原因」という理論はおかしい
①手術しても良くならないことがある。
ヘルニアの手術後に腰痛が再発する確率は、決して低くありません。
②健常者でもヘルニアはある。
ヘルニアや脊柱管狭窄症があっても、痛みの無い人はたくさんいます。
③痛みがあっても、ヘルニアが無いことがある。
腰痛を訴える患者さんを、レントゲンやMRIで撮って詳しく調べても、ヘルニアが見つからないことが、いくらでもあります。
④保存的治療で簡単に治ることがある。
手術以外の治療法、たとえば鍼灸、整体、カイロプラクティックなどの保存療法で簡単に治る人もあります。
手術で治ることがあるのは?
手術で治ることがあるのは、手術時の体位によっては全身麻酔で筋肉がゆるみ治ってしまう。
全身麻酔で痛みに過剰反応していた脳がリセットされる可能性もあると思われます。手術したという”儀式的な効果”もあるのかもしれません。安心すると、筋肉の緊張も緩みますね。
逆に、ヘルニアが見つからなくて手術を中断したケースでは四割前後の改善率を示したというデータがあります。
つまり、ヘルニアは切らなくても、改善した例がかなりあるということです。
手術をしても良くならないことはしばしばあります。また、いったん良くなっても再発することは少なくありません。
この続きは明日にでも・・・・・。
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これを書いている人は、現役の整形外科の先生なのです
私たちが治療の中で患者さんに言ってきたことが、このように、本になって出てくる時代です。
患者さんにとっては、良い時代になってきました。
早くこのような考え方をする先生が多くなってほしいと思います
しかし、個人的な意見として、手術が必要な患者さんも おられると思います。
今日は頸が痛くて、うでが痺れるという患者さんが何人もおられました。
その方たちは、知覚の検査は、やや低下。 腱反射は正常。
筋力テストはダウンしていましたが、神経が異常を起こして筋力が低下している物ではありませんでした。
いつもの治療をして、知覚正常。筋力正常。
笑顔が見られました。 何回見ても、回復した時の患者さんの笑顔はいいね~~
天地満開・・・・明日も元気に行くぞ
今日ご縁が有った方々 ありがとうございます
今日来院された患者さん ありがとうございます
明日も今日より幸せと思える一日でありますように
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