割合に関する問題   西武学園文理中学校(2023年) | 恋する中学受験 ~大学受験を見据えた中学受験~

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今日は、  西武学園文理中学校( 適性検査型 2023年)で出題された「割合に関する問題」を紹介します。

 

親子で挑戦してみてください!

 

 

太郎さんと先生は、理科室で話をしています。
 

太郎:昨日、富士山へ登山にでかけたのですが、途中でリュックサックの中を見てみたら、家から持ってきたお菓子の袋がパンパンに膨らんでいました。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。


先生:それは大気圧が関係しています。大気圧というのは、空気の重さが上からのしかかることによって働く力で、大気圧の大きさは、標高が高いところにいくほど小さくなっていきます。この表1はその大気圧の強さを表していて、大気圧の単位にはヘクトパスカルという単位が用いられます。

 

 

表1

 

 

 

太郎:なるほど。ということは、富士山は標高が高いので、袋を外から押さえつけていた大気圧が弱まって、膨らんだということですね。


先生:そういうことです。

 

 

■問題
太郎君がリュックサックの中を見た場所の標高が3500mでした。この場所での大気圧の大きさは何ヘクトパスカルになるか、表1を参考にして求めなさい。
ただし、解答らんに計算式や考え方の過程も書きなさい。
 

 

西武学園文理中学校( 適性検査型 2023年)

 

 

 

 

□解答・解説

 

大気圧が標高1mあたり、何ヘクトパスカル減るかを求めます。

 

標高0mから標高500mまでに大気圧は、1000-950=50(ヘクトパスカル)減っていて、標高1200mまでに、1000-880=120(ヘクトパスカル)減っていることがわかります。


よって、大気圧は標高1mあたり、50÷500=0.1(ヘクトパスカル)減ることがわかります。
 

したがって、標高3500mでは、標高0mのときより、0.1×3500=350(ヘクトパスカル)減るので、1000-350=650(ヘクトパスカル)になることがわかります。

 

 

 

解答例は以上をまとめて、次のようになります。

標高0mから標高500mまでに大気圧は、1000-950=50(ヘクトパスカル)減っていて、標高1200mまでに、1000-880=120(ヘクトパスカル)減っている。よって、大気圧は標高1mあたり、50÷500=0.1(ヘクトパスカル)減ることがわかる。
したがって、標高3500mでは、標高0mのときより、0.1×3500=350(ヘクトパスカル)減って、1000-350=650(ヘクトパスカル)になる。

 

 

 

 

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