ご縁があって、同じ市内に住む方から、十数枚もの桧の耳付き板をいただきました。


 非常に奇麗な板ばかりで、私のような素人の木工好きが使うには非常にもったいない物なんですが・・・
折角いただいた物を無駄にするワケにはいかないですし、何よりもこの耳付き板というヤツは、木工者の端くれとして私も『いつか挑戦したいと考えていたテーマ』でもありますんで、今回の作品と相成りました。


ヒノキベンチ


頂いた板は幅20cm~30cm。長さは90cmの物と60cmの物が有りました。厚さは全て一寸で挽いてある様です。今回はそのうち長さ90cmの物を3枚使用しました。

一枚は両端を平行に切り揃えて天板とし、もう一枚は45cmに揃えて切って脚用に。一枚は縦半分に割って貫に使いました。


板の端は『耳』のついたまま使いたいので、直線がありませんので、寸法を取るときに別の基準線が必要になってきます。手元にあった雑誌『週末工房』の記事などを参考に、板幅の中心に直線引いて基準線とし、そこから直角に線を引いてケガキ線を入れていきます。
この基準線はキッチリ中心でなくても良いと思います。私は板の両端近くの適当な位置で板幅の中心点をとり、その2点を結ぶように線を引いて基準線としました。


 脚と貫を相欠き次ぎで、天板と脚はホゾ継ぎで組み合わせ、組み立てました。
精密な作業になれてないので、若干隙間が空きましたが組み上げたら思ったよりガタつきは無くなりました。もちろん、隙間には端材削ったカンザシ(?)をたたき込みました。

・・・が、未熟さがたたって、若干遊びが・・・上の写真でも分かるように、脚が傾いてしまいます。


一旦バラバラの状態で表面を磨き上げ、組み立ててから塗装としました。
本来なら、カンナで仕上げてやるのが最も美しく仕上がるんでしょうけど、そこは素人木工の悲しさ、きちんと修行もしてない身ではかえって醜くしてしまうのがオチ(事実、練習にと鉋をかけてみた端材をぼろぼろにしてしまいました(T_T))ですので、今回は、木目と直角にカンナをかけて大まかに鋸目をとって、その後オービタルサンダーで仕上げ。180番から始めて320番、600番と、普通は木工では使うことのない番手まで磨き込んで行くことで天板をツルツルに仕上げました。


その後、荏胡麻油で仕上げ。


材料の素性の良さに大きく助けられて、仕上がりは結構見栄え良く・・・なったでしょ?(^_^;



H17 7/15追記:

今日納品先にお伺いしたところ、ちゃんと活躍中でした。

つたない作品ですが大事に使っていただいてる様で、こういうのは木工人冥利に尽きますね(^_^;


玄関ラック01

妻の依頼で制作。

冬場、玄関に起きっぱなしになってた灯油缶の収納と、下足入れを兼ねた棚を「作れ!」という、かなり具体的な構造の指示も含んだ注文が有りまして、ボチボチと作ってたんですが、色々と用事がたて込んだせいで、妙に時間がかかってしまいました。  


本体は殆ど1×4。下部の鏡板がパインの羽目板です。
天板はラワン合板とシナ合板の貼り合わせ。フチは突板がわりに2mm厚と10mm厚のヒノキ材を貼ってあります。

灯油缶を乗せる台車部分はベースが1×4、正面側の収納時に見える部分のみパイン集成材です。
 


塗装は、玄関にという設置場所の事も考え、下地がわりに屋外用の防腐・防かび効果のある水性塗料で透明のモノをたっぷり塗り込みました。この状態で、仕事の都合もあって3~4日ほど放置。
よく乾いたところで#320のカラトギで仕上げ後、水性の着色ニスで仕上げました。なんか、塗ってるウチにあまり濃い色は合わない様な気がしてきたので、色は薄め。



 両サイドのパネルを作ってからの放置がちょっと長かったせいで、一部の材が変形してしまいまして、接着していた部分が外れ、あとから慌てて補強するハメになりました。さらに、設置スペースの関係から外形寸法が制限されていた為に、灯油の缶を収納するスペースが思った以上にギリギリで、ちょっと焦りました。  

 

これまた妻の実家からの依頼品。

妻の実家台所の多目的棚を置いた反対側に、9センチ程の隙間が有りまして、
「そこに丁度入るような棚が欲しい。」

とリクをいただいて、かなり以前に端材で棚を作ってを置いてあったんですが・・

あまりに出来がナニで、見るたびに「手直ししたいなぁ」と思ってたんです。


で、先日義母から改良の要請が来たのを良いことに、まるっきり新造してしまいました(^_^;


スキマラック


隙間の幅が9cmと言う事で、下の方の利用は完全に諦めて、シンクの高さから上に棚を拵えただけにしました。
画像では全く分かりませんが、一応、棚板の取り付け部はトリマーで溝を掘って、大入れ継ぎにしてあります。


9cmと言うと、1×4材の板幅とピッタリなんで、そのまま使えて楽チン!と思ってたら、奥側の下の方が狭くなってた様で、組み上がって塗装も済ませてがら奥側の脚をカンナで削って調整するハメになりました。

それでも調整仕切れずに最終的には力ずくで押し込みました・・・(^_^;

塗装は水性の着色ニス、メープル色。

今日の記事移転はここまで。


掲示板に書き込んだ中にもこっちに置いときたいのがあるしなぁ・・・


しばらくかかるなコリャ。

門松1


門松2


 2004年の年末に義父の発案で急遽一緒に作る事になった門松です。


 今回は素材集めが一番のキモ。綺麗な竹 と 枝振りの丁度良い松、梅、南天が用意できるかどうかが勝負の分かれ目かもしれません。私は義父まかせにしてしまいましたが。


まず竹を切ります。長さは最低でも、「見える部分+植木鉢の深さ」分必要です。
上記の長さより、さらに5~6cm程度長く切り揃え、真っ直ぐで、かつ表面の綺麗な方を上側に使います。

この時点では竹の長さは全て同じ長さに切っておき、後ほど束ねてから調整する方が楽です。

直角に切るのは楽なんですが、斜め切りが・・・。
普段使ってる替え刃ノコで切ってたら表面で滑って、ガシガシ傷が付きます。金工用等、目の細かいノコギリで表面から2~3mmの深さまでアタリを入れておいてから切ると、周辺に傷をつけずに綺麗に切れます。時間があれば、切り口をカンナがけしてやるのもいいかもしれません。
個人的な見解を言わせていただくと、この時の角度は「かなり斜め過ぎるんじゃない?」位で切った方が門松らしく見えると思います。

上側を切ったら、好みで段差を決めて固定します。

ベルトクランプなどで仮締めしておいてから、下の方、植木鉢の中に隠れるあたりをガムテープで巻いて固定してしまいましょう。

ここまで出来たらあとはもう楽勝です。

竹を植木鉢の中心からちょっと奥側に垂直に立て、植木鉢の7~8分目まで砂を入れ、突き固めます。竹がぐらつかない程度まで砂を叩いたら葉ボタンを店頭展示用の黒いカップごと配置。玉砂利を敷きます。
竹の真ん中より少し上あたりに、黒い縄(太さ2~3mm位の物)を3巻きくらいキッチリ詰めて巻いてやりアクセントとします。

後は、松・梅・南天を生け花よろしく具合を見ながら竹の根元にぷすぷすと差して配置していきます。
仕上げに100円ショップで買ってきた輪飾りを配置して出来上がり。

手抜きの手段として使った植木鉢ですが、存外いい感じに仕上がりました。