テレビ朝日の「そもそも総研」が酷すぎる件【野口悠紀雄】 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 普段テレビを見ないので知らなかったのですが、テレビ朝日で「そもそも総研」という番組をやっているらしいです。しかしその内容が酷い。

 GPIFの運用の比率で株式の比率が高くなったことが悪いことであるという決めつけで番組が構成されています。そして、その番組が使った評論家が野口悠紀雄と小幡績。

4:59~(野口悠紀雄)「利回りが高くなることが年金財政にどれくらい寄与するかというとあまりないんです」
5:24~「株式投資による運用益からの収入は2.4兆円で保険料収入のおよそ7%にすぎません」


 え?利回りが7%って物凄くいい数字なんですけど?馬鹿ですか?
そもそも、少子高齢化のを問題視してたくせに、保険料収入だけでいいんですか?と小一時間問い詰めたいですね。
10年国債の利回りがおよそ0.5%だから14倍もの好成績。それをまるで悪いことのように言う番組構成。醜悪ですね。


5:47~(野口悠紀雄)「国債に運用している場合にはですね、元本がなくなってしまうってことは無いんですね」

 あれ?こんなこと言ってたのですね。どの口が言うのでしょうか。

 2013年に野口悠紀雄氏は、定期預金はチャラになると言ってましたね。
 関連記事→野口悠紀雄氏:1ドル120円になったら物価が100倍になる!!|日本は経済成長で特アを討つ! rxtypeのブログ


 野口悠紀雄氏は、2012年12月19日にもこんな記事を書いています。
円急落、国債暴落、金利大暴騰の恐怖も
過度な金融緩和政策のリスク
野口 悠紀雄

傾向的な円安が始まったときに恐ろしいのは、キャピタルフライト(日本からの資金流出)が生じ、円安を増幅させることだ。同時に国債価格が暴落し、金利が高騰する。
円急落、国債暴落、金利大暴騰の恐怖も 慢性デフレと新型バブル 東洋経済オンライン 新世代リーダーのためのビジネスサイト


 GPIF批判のときには元本割れはないと言い、金融緩和批判のときには暴落すると言う。甚だしいダブルスタンダード。デフレ不況派らしいですね。この人たちは大丈夫なんでしょうか?日本にはまだこんなのを信じている人いるのでしょうか?


 番組の後半にはテレビ朝日お得意のグリーンピアネタ。
13:19~「大規模年金保養施設グリーンピア。国民年金と厚生年金の保険料およそ3727億円をかけ」

 ふーん。3727億円のほとんどが無駄になったのですか~(棒)
そもそも総研
 テレビ朝日はGPIFの運用益をたったの7%だとか言って軽視したばかりなのに、どの口が言うのでしょうか。
 ためしに、GPIFの運用益とグリーンピアをくらべてみてみましょう。
GPIF運用益とグリーンピア
 たったの7%しかないGPIFの運用益1年分とくらべても、グリーンピア8年分はたったの15.5%にすぎません。

 GPIFの保険料収入と運用益、グリーンピア、すべて1年で揃えると、グリーンピアはGPIFの保険料収入と比較してわずか0.1%です。
GPIF保険料収入と運用益とグリーンピア
 7%はなかったことにして0.1%を大々的に取り上げる。こんなんだから、マスゴミと言われるんでしょうね。


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