@typeXR デフレ脱却で驚くほど成長したとしてもせいぜい3~4%程度でしょうから、500兆円台の前半でしょうね。そして貨幣の需要の変化も同程度でしょうから、今量的緩和で膨らんだマネーは殆どが回収されるはず。回収されないとすると、貨幣が多すぎて過度のインフレになります。
— ブラッドベリ ランディング (@BrdbryLndng) 2015, 3月 14
とおっしゃられています。本当でしょうか?
普通、物価(インフレ率)が上昇したらGDPもほぼそれと同じ分だけ上昇します。
一応、名目GDPとインフレ率の関係を確認してみます。日本とインフレ率の高いトルコでインフレ率と名目GDPの関係性を見てみましょう。
低インフレ+デフレの日本でも相関は0.968もありますが、「過度のインフレ」のトルコの名目GDPとインフレ率の相関は0.99。こんなことをわざわざ書くことをためらわれるほど当たり前すぎますが、過度のインフレになってもGDPが数パーセントしか増えないということはあり得ないのです。
え?名目じゃなくて実質GDPのことを言っているのかもしれない?
しかし、そうではありません。
先のツイートに対する私のツッコミに対して、
@BrdbryLndng
①せいぜい3~4%程度
②貨幣の需要の変化も同程度
③マネーは殆どが回収されるはず
これらの根拠は?
— rxtype (@typeXR) 2015, 3月 14
彼はこんなツイートを返しています。
@typeXR ①確かリフレ派自身が名目4%目標を主張していたと認識しています。②デフレでない頃の名目GDPとマネタリーベースはほぼ比例しています。つまり、名目4%成長なら貨幣の需要も4%増程度のはずです。 http://t.co/mdxw4U0UTw 続く。
— ブラッドベリ ランディング (@BrdbryLndng) 2015, 3月 14
「名目」と言ってますよね。
インフレになれば名目GDPは増える。これは間違いありません。
省略しますが、過度のインフレなのに貨幣需要も同程度というのもおかしな話です。
こんな当たり前のこともデフレ不況派の信奉者はわかっていないのです。なぜでしょうか。
デフレ不況派がどう言おうと、インフレ率を上げるだけで名目GDPは増えます。
名目GDPが増えるということは、物価とともに日本国民全体の所得(給料などの合計)も増えるということです。
GDPというのは3つの面があり、日本国全体の生産の合計であり、全体の消費の合計であり、所得の合計でもあります。(三面等価の原則)
これは絶対に正しい原則です。何か物(生産)を買ったらお金を払いますよね?(支出)そのお金は買った店の収入(分配・所得)になるのです。どこかに消えてしまうことはないのです。
デフレ不況派は、このあたり前の側面を完全無視した言論で不安を煽っています。そして、そういった言論に騙されたのが今回ご紹介した兵隊さんです。彼も言ってみればデフレ不況派経済学者に煽られ騙された被害者なのかもしれませんね。
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