物価が上がっても経済成長しない? | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 デフレ不況派の兵隊さんのツイートからネタをご紹介。デフレ不況派の池尾和人氏絡みで私などに特攻してきた人です。


  • 成長率がせいぜい3%~4%
  • GDPは500兆円台の前半程度にしかならない
  • 貨幣の需要の変化も同程度
  • なのに、過度のインフレになる


  • とおっしゃられています。本当でしょうか?

     普通、物価(インフレ率)が上昇したらGDPもほぼそれと同じ分だけ上昇します。
     一応、名目GDPとインフレ率の関係を確認してみます。日本とインフレ率の高いトルコでインフレ率と名目GDPの関係性を見てみましょう。
    日本GDPインフレ率
    トルコGDPインフレ率
     低インフレ+デフレの日本でも相関は0.968もありますが、「過度のインフレ」のトルコの名目GDPとインフレ率の相関は0.99。こんなことをわざわざ書くことをためらわれるほど当たり前すぎますが、過度のインフレになってもGDPが数パーセントしか増えないということはあり得ないのです。

     え?名目じゃなくて実質GDPのことを言っているのかもしれない?
     しかし、そうではありません。

    先のツイートに対する私のツッコミに対して、


     彼はこんなツイートを返しています。


    「名目」と言ってますよね。

     インフレになれば名目GDPは増える。これは間違いありません。
     省略しますが、過度のインフレなのに貨幣需要も同程度というのもおかしな話です。
    こんな当たり前のこともデフレ不況派の信奉者はわかっていないのです。なぜでしょうか。


     デフレ不況派がどう言おうと、インフレ率を上げるだけで名目GDPは増えます。
     名目GDPが増えるということは、物価とともに日本国民全体の所得(給料などの合計)も増えるということです。
     GDPというのは3つの面があり、日本国全体の生産の合計であり、全体の消費の合計であり、所得の合計でもあります。(三面等価の原則)
    三面等価

     これは絶対に正しい原則です。何か物(生産)を買ったらお金を払いますよね?(支出)そのお金は買った店の収入(分配・所得)になるのです。どこかに消えてしまうことはないのです。

     デフレ不況派は、このあたり前の側面を完全無視した言論で不安を煽っています。そして、そういった言論に騙されたのが今回ご紹介した兵隊さんです。彼も言ってみればデフレ不況派経済学者に煽られ騙された被害者なのかもしれませんね。


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