国債の金利を10%に暴騰させたら?その4 | rxtypeのブログ since 2012

rxtypeのブログ since 2012

日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 偏差値バカじゃなくて超エリートの財務省とその取り巻き様たちは、必死に国の借金ガー!!金利高騰したら大変ダー!!国債価格が暴落して(天下り先が)破綻するー!!などとリスクを訴えておられます。
 金利が高騰したらいったいどうなってしまうのか!?その4です。


(2)国債暴落の影響
 銀行が破綻だーと短絡する前に考えることがあります。国債価格が下げるには、誰かが国債を売る必要があります。国債を売って何を買うのでしょう?
 つづきです。またフェルミ推定的にシミュレーションしてみましょう。

 ④国債を売っただけで何も買わない
   一応、最悪のパターンも考えておきましょう。国債を売って、紙幣を買う=国債を売って現ナマを得るというパターンです。
  貨幣需要が高まるってことはデフレ?うわぁ・・・日本の景気、悪すぎ・・・?

   だがちょっと待って欲しい。そう考えるのは早計に過ぎないか。心配のし過ぎではないか。紙幣というのは、日本銀行券のことで、紙幣は日銀のバランスシート上、借金に仕分けられているのだ。政府の負債が、日本銀行の負債になったというだけなのだ。

   思い出して欲しい。日銀にブタ積みになっていると言われているのは当座預金。現金が増えていないではないかという批判がされていることを。紙幣が増えるということは、それこそ、世の中にお金が出回るということで、まさに景気回復・・・今こそ冷静な議論が求められる。

   ・・・ということで、具体的に考えてみましょう。国債を多く保有しているのは日本の生命保険や年金基金、民間銀行などです。

   まず、生命保険や年金基金は現金で持っていても運用できず、配当や保険料が支払えませんので、当然、得た現金でそっくりそのまま他の物を買うことになります。現金のまま持ちつづける生保や年金基金は皆無。では、何を買うかというと、間違いなく、今まで挙げてきたような、株や土地、外国国債、あるいは社債・地方債などの金融・現物資産を買うことになります。それらの価値が上がって莫大な富を生み出し、いいことずくめです。

   では、民間銀行はどうでしょうか?銀行も同じです。現金で持っていても利息は払えませんから、企業に貸すなどして、運用することが必須です。企業の設備投資や研究開発などへの資金が増えること間違いなし。どう考えても、日本が経済成長しちゃいますね。

   うわぁ・・・日本の景気、絶好調すぎ・・・?


   つづく


<関連記事>
国債の金利を10%に暴騰させたら?その1|rxtypeのブログ
国債の金利を10%に暴騰させたら?その2|rxtypeのブログ
国債の金利を10%に暴騰させたら?その3|rxtypeのブログ



↓↓↓拡散のためクリック/ツイート/いいね お願いします
br_c_1735_1.gif

社会・経済ニュース ブログランキングへ
読者登録もお願いします。