国債の金利を10%に暴騰させたら?その3 | rxtypeのブログ since 2012

rxtypeのブログ since 2012

日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 偏差値バカじゃなくて超エリートの財務省とその取り巻き様たちは、必死に国の借金ガー!!金利高騰したら大変ダー!!国債価格が暴落して(天下り先が)破綻するー!!などとリスクを訴えておられます。
 金利が高騰したらいったいどうなってしまうのか!?その3です。


(2)国債暴落の影響
 銀行が破綻だーと短絡する前に考えることがあります。国債価格が下げるには、誰かが国債を売る必要があります。国債を売って何を買うのでしょう?
 つづきです。またフェルミ推定的にシミュレーションしてみましょう。

 ↓ここから前回の続き

 ②日本株を買う
 それでは、国債を売って、株式投資に資金が流れたらどうなるでしょう?
 現在の東証時価総額はおよそ525兆円です。
 ソース:東証 : 株式時価総額

  (345兆+525兆)/525兆=約1.657倍

 現在の日経平均が約17,000円なので、

  17,000円*1.657=28169円

 株価が28000円になります!年金の運用が凄い改善しそうですね。もちろん、株で儲かった人や保有して配当を受け取っている人からの所得税や住民税などで、税収も大幅に増えるはずです。企業も資金調達が楽になるので人材育成や設備投資をできるようになりますね!

 これって、どんな状態でしょう?そうです。これこそ日本国民が焦がれている真の好景気、景気回復です。何が問題なのでしょうか?企業の金回りが良くなるとバブル??何ですかソレって感じです。


 ③米国債を買う
 日本はダメだー、海外に流出するー!キャピタルフライトだーという人もいますが、日本国債を売って、米国債を購入したらどうなるでしょうか。

 米国債の利回りは現在、2.25%ですから・・・

  (780兆*(100-55.75)/100)*2.25%=7.765875兆

 寝かせておくだけで毎年7兆円もの利息が入金されつづけるわけです。アメリカ様から毎年毎年7兆円、全く働かなくても国民一人あたり7万円もの上米を撥ねつづけることができるわけです。

 それだけではありません。日本の海外純資産は13年末で325兆円ですが、米国債を買うことにより円も暴落するでしょうから、325兆円分の海外資産の価値が大きく値上がりします。の証拠に、2013年の超円高是正によっても海外資産の価値が9.7%も増えたそうですしね。
 ソース:対外純資産、最高の325兆円 企業の海外展開活発化 :日本経済新聞
 為替が半分になる円安にでもなれば、海外純資産は日本円にして650兆円!です。日本国債を売って買った米国債も合わせると1000兆円!になります

 この1000兆円の海外純資産から得られる上米は毎年22兆円!国民一人あたり22万円もの利息をアメリカから毎年搾り取れるわけです。もうアメリカ様は日本の属国に等しいですね。w


きっと、つづく

<関連記事>
国債の金利を10%に暴騰させたら?その1|rxtypeのブログ
国債の金利を10%に暴騰させたら?その2|rxtypeのブログ

↓↓↓拡散のため、クリック/ツイート/いいね お願いします
br_c_1735_1.gif

社会・経済ニュース ブログランキングへ
読者登録もお願いします。