11月5日に増税の首謀者、財務省の幹部連中が首相と会見しています。
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首相動静(11月5日)
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午後4時47分から同5時39分まで、麻生太郎財務相、財務省の香川俊介事務次官、迫田英典総括審議官、田中一穂主計局長、佐藤慎一主税局長。
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時事ドットコム:首相動静(11月5日)
その翌日、世界的に有名なノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン米プリンストン大学教授と、浜田、本田内閣官房参与が首相と会見しています。
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首相動静(11月6日)
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午前9時54分から同10時26分まで、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン米プリンストン大学教授。浜田宏一、本田悦朗両内閣官房参与同席。
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時事ドットコム:首相動静(11月6日)
その会見について複数の報道機関が報じていますが、若干ニュアンスが違う報道をしています。まず、ロイターから。
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安倍晋三首相は6日、来日中のポール・クルーグマン米プリンストン大教授と首相官邸で意見交換し、クルーグマン教授は消費税の再増税延期について、その必要などを説いた。首相経済ブレーンの浜田宏一、本田悦朗内閣官房参与が同席した。
同席者らによると、クルーグマン教授は米欧の経済情勢などについて見解を述べ、黒田東彦総裁による日銀の金融政策運営を支持すると語った。
また、日本については、デフレ脱却前の増税の危険性を明言した。首相は自分の意見をコメントせず、興味深く聞いていたという。
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クルーグマン教授が安倍首相と会談、消費増税反対を表明 | Reuters
朝日新聞はこう書いています。
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安倍晋三首相は6日、来日中のノーベル賞経済学者のポール・クルーグマン氏と官邸で面会した。同氏は来年10月予定の消費税率の10%への引き上げについて「アベノミクスを成功させ、デフレ脱却を確実にしてからでも遅くはない」と延期を進言した。同席者が明らかにした。
クルーグマン氏は、今の経済状態で消費増税をすると、アベノミクスが失敗に終わる可能性を指摘したという。面会終了後、同氏は記者団に「有意義な意見交換ができた」と語った。
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ノーベル賞の経済学者「増税延期を」 安倍首相に進言:朝日新聞デジタル
意見をコメントしなかったのに、有意義な意見交換というのは違和感があります。
これを見て、私はこう考えました。
浜田、本田参与は、おそらく、首相から消費税に関する意見を聞いているのではないか。そして、クルーグマンとの会見でも首相自ら質問等しているのではないか。
しかし、政治的な理由で、首相と出席者は自分の意見をコメントしなかったと口裏を合わせた。なぜなら、どのような質問をしたかで、首相の考えがわかってしまうから。だが、日本の政治情勢や、機微がわかっていないクルーグマンは、「有意義な意見交換ができた」と素直に言ってしまった。と、こういうことではないかと邪推しています。
ということは、安倍首相は増税に反対の意向を持っているということではないか。そのように考えています。いかがでしょうか。
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