「テールリスクだ!」
「増税をしないと、手に負えないほどの大きなリスクが!」
「増税延期したら、国債が暴落する!」
「増税延期したら、国債暴落、国債の金利が高騰し日本は破綻だ」
・・・と見事なまでに声を揃えています。
国債暴落するぞー!ってことです。何やら怖そうですね。
しかし、国債暴落したらどうなるのでしょうか?考えたことがあるのでしょうか。
暴落を煽っている人たちに代わって、ちょと考えてみましょう。
まず、国債暴落ということは、国債の価格が大きく落ちるということです。もちろん、売る人が多いから価格が下がるということです。
現在、国債の金利は0%に近い超低金利です。日銀も大量に国債を買っています。
この状態で暴落させるには、利子がマイナス、額面割れの価格で国債を売らなければなりません。
その前に、暴落ってどれくらいでしょう。ギリシャ国債は、150→25にまで落ちています。(http://www.h6.dion.ne.jp/~yadon/bonds/120429.html)これは暴落と言っていいでしょう。これを日本に当てはめると、たとえば国の借金780兆円は、2.4分の1の130兆円にまで価値が下がるわけです。政府にしたら、何とラッキーなのでしょう?日銀が年間50兆円買っているので、2年ちょっとで全額返済できてしまいます。
いいことは、それだけではありません。国債を売るということは、この世から消えるわけではなく、それを売った代金は社会に残ります。お金の価値が下がり、かなり大きなインフレになるでしょうから、タンス預金にしてたら危険です。おそらくは、売った代金を株や土地や貴金属、外債などに替えるのが無難です。650兆円もの大量の資金がそれらの市場に流れ込みます。
例えば大量の資金が株式に流れたらどうなるでしょう?東証一部の株式時価総額は455兆円(http://www.tse.or.jp/market/data/value/b7gje6000001vlc8-att/201408.pdf)です。
単純に株価を2.4倍、日経平均を3万8857円に押し上げるパワーがあるわけです。乗数効果を考えたらもっと上がってもおかしくありません。完全にバブルの再来ですね。
もし、日本株ではなく、外債購入に向かったらどうなるでしょう?相当な円安になることは明らかです。たとえば、1ドル200円になるとします。今まで1台100万円で売っていた自動車が50万円で売っても利益が出せるわけです。全世界のマーケットを日本製の製品が席巻することになるのは明らかです。日本企業がどれだけの利益を出すのか想像できないほどになりそうです。
これは、むしろ、国債は暴落した方がいいのではないでしょうか?
ということで、増税延期のリスクは、リスクでも何でもなく、むしろ、ご褒美、ボーナスステージです。
・・・、半ば冗談ですが、破綻だとか暴落だとか煽っているものの実体は、実際はこんな感じで今より良くなるわけで、決してリスクではありません。煽りに恐れることなく、とっとと増税をやめましょう。
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