６月２０日、首相官邸から「慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯」というタイトルで河野談話の検証結果の報告書が出されました。
その検証結果は、２０１４年１月１日に産経新聞がスクープした内容にほぼ沿ったものですので、この動画を見ると概要がわかります。
河野談話は、日本政府が自主的に調査して発表したというより、韓国政府からの強い関与（悪い意味で）をもとに、日本側がバーター（問題の収束：日韓友好）を期待して事実に基づかない内容を政治判断で発表したものでした。
そもそもの従軍慰安婦問題ですが、問題が大きくなった発端は、吉田清治（本名：吉田雄兎）が韓国斉州島で女性を「強制連行」して慰安婦にしたという「体験」（後に捏造と判明）を発表したことです。
その吉田は、47年4月に下関市議選挙にに共産党から出馬（落選）していることがわかっています(吉田清治wiki)。共産党の活動家そのものと言ってもいいでしょう。また、70年頃門司の日ソ協会役員をしていたことも判明しています。
従軍慰安婦問題の火付け役はリアル・コミンテルンだったのです。
この吉田自身が嘘であることを吐露したことで、従軍慰安婦の強制連行の最も有力な根拠はすでになくなっています。
残る根拠は、1992年に「発見」したとされる、軍慰安所従業婦募集に関する件という文書です。河野談話の検証内容にもしっかり書かれています。
慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯（首相官邸）
これです。
＜原文＞
副官ヨリ北支方面軍及中支駐屯派遣軍参謀長宛通牒案
支那事変地ニ於ケル慰安所設置ノ為内地ニ於テ之カ従業婦等ヲ募集スルニ当リ故ラニ軍部諒解等ノ名儀ヲ利用シ為ニ軍ノ威信ヲ傷ツケ且ツ一般民ノ誤解ヲ招ク虞アルモノ或イハ従軍記者慰問者等ヲ介シテ不統制ニ募集シ社会問題ヲ惹起スル虞アルモノ或イハ募集ニ任スル者ノ人選適切ヲ欠キ為ニ募集ノ方法誘拐ニ類シ警察当局ニ検挙取調ヲ受クルモノアル等注意ヲ要スルモノ少カラサルニ就テハ将来是等ノ募集等ニ当リテハ派遣軍ニ於テ統制シ之ニ任スル人物ノ選定ヲ周到適切ニシ其実施ニ当リテハ関係地方ノ憲兵及警察当局トノ連繋ヲ密ニシ以テ軍ノ威信保持上並ニ社会問題上遺漏ナキ様配慮相成度依命通牒ス
＜ひらがな＞
副官より北支方面軍及中支駐屯派遣軍参謀長宛通牒案
支那事変地に於ける慰安所設置の為内地に於て之か従業婦等を募集するに当り故らに軍部諒解等の名儀を利用し為に軍の威信を傷つけ且つ一般民の誤解を招く虞あるもの或いは従軍記者慰問者等を介して不統制に募集し社会問題を惹起する虞あるもの或いは募集に任する者の人選適切を欠き為に募集の方法誘拐に類し警察当局に検挙取調を受くるものある等注意を要するもの少からさるに就ては将来是等の募集等に当りては派遣軍に於て統制し之に任する人物の選定を周到適切にし其実施に当りては関係地方の憲兵及警察当局との連繋を密にし以て軍の威信保持上並に社会問題上遺漏なき様配慮相成度依命通牒す
軍が主導して強制連行の類をしているのであれば、警察当局に検挙取り調べを受けるわけがありません。
そして、この文書を見ればわかるように、悪徳業者（ほとんどは朝鮮人だったと言われています）が違法な形で誘拐して慰安婦にしていたことを問題視して、それを取り締まれという趣旨の通達であることは明らかです。
実際に、当時、朝鮮人業者が強制連行をしていた証拠も多数あります。たとえばこれ。
（ソース：朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実 韓国が主張する「七奪」は日本の「七恩」だった/徳間書店 ）
先日起きた、ナイジェリアの女子学生拉致事件のような痛ましい事件が、当時、朝鮮人業者の手によって頻発していたのです。
しかし、このような歴史的事実にもかかわらず、なぜか朝日新聞は1992年1月11日の一面で、「慰安婦募集に関する日本軍の関与についての新資料が発見された」と、このように大々的に報道したのです。
慰安婦の人権を守るために取り締まり強化を指示したのに、「軍関与」などという表現をしていて、
明らかにミスリードを狙った悪質な記事です。
このミスリードを（おそらく意図的に）誘った記事が日本中、そして世界中に広まるきっかけになったのです。
以上のように、あきらかに「従軍慰安婦」（実態は追軍売春婦）の「強制連行」問題はでたらめであり、嘘なのです。
そして、今回発表された、安倍政権による河野談話の検証は、「強制連行」など無かったことを暗に示すと同時に、韓国側が信義にもとる嘘八百で日本政府側に「従軍慰安婦」を認めさせようと画策していたことを白日の下にさらしたです。
毎回毎回、首相が変わるたびごとに河野談話を踏襲するか？と聞くのが恒例になっていますが、
検証結果や、第一次安倍政権での安倍談話も含めて踏襲すると言えば、河野談話をある程度、有名無実化できると思われます。１００点満点ではないと思いますが、日本にとっては、大きな前進ですね。
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