リアル埋蔵金1兆~3兆円-金地金 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

 徳川埋蔵金は5000億円程度と言われていますが、それより大きな埋蔵金がリアルに存在しています。

 日本銀行の事業年度附属明細書という文書に金地金(ゴールド)の保有量が明記されています。平成25年度末(2014年3月31日)時点で、4412億円です。

日本銀行 第129回事業年度財務諸表等、第129回事業年度下半期損益計算書等
https://www.boj.or.jp/about/account/data/zai1405a.pdf

日本銀行勘定(エクセル:50KB)
http://www.stat.go.jp/data/chouki/zuhyou/14-02.xls
にある、金地金資産の推移を見ると平成14年度(2002年度)から4412億円のまま変わっていないことがわかります。その当時の金価格で計上したのでしょう。ということは、それ以降の金価格の変化が反映されていないということになります。

金(ゴールド)価格の推移(円換算・年次)
http://ecodb.net/pcp/metal_gold.html

2002年に1オンス38,693円だった金は2014年には132,996円と3.4倍に値上がりしています。ということは、日本銀行が保有する金は実は4412億円ではなく、実際の価格にすると、およそ1兆5千億円くらいあるということです。(4412億×3.4=1兆5千億)

また、未確認情報ですが、日銀の保有金地金は765.2トンとの情報もあり、これを現在の市場価格4322円/グラムで計算すると、3兆3千億円となります。
http://textream.yahoo.co.jp/message/1008301/ffckdc6d9t?comment=14798
http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/m-gold.php

 金地金は当然のことながら、日銀のバランスシート上、資産に計上されますので、日銀の金地金資産を時価で換算しなおせば、帳簿上1兆~3兆円資産が増えます。1兆~3兆円の含み益があるということですね。日銀は政府の下部組織ですから、日本人一人当たり1万円から3万円の含み益(帳簿上にない資産価値:埋蔵金)があるということになります。

 金融緩和でお金がジャブジャブになれば、金などの資産市場が高騰してバブルになるだけなどと煽る人も一部にいますが、日銀はゴールドも保有しているし、株(ETF)や土地(REIT)も保有しています。そういった資産の価値が高まれば、まわりまわって日本国民の利益にもなる可能性もあるのです。この埋蔵金を有効活用すれば、国民の利益になる可能性があるということです。

 日銀の含み益が増えたり、利益が増えたって私には関係ないと思われる方もいるかもしれませんが、帳簿上、利益が出れば、そのほとんどが、政府に返納されます。これを「国庫納付金」といいます。何度も紹介しているのでご存じの方も多いですよね。

日銀、13年度最終益26%増 国債などの利息収入増
---引用ここから---
 日銀が28日発表した2013年度決算は、最終利益に相当する当期剰余金(税引き後)が前年度比26%増の7242億円だった。3年連続の増益で、06年度以来の高水準。量的・質的金融緩和で大量の国債などを買い入れたことで、保有資産の利息収入が増加した。
(中略)日銀が剰余金から国に支払う国庫納付金は前年度比6%増の5793億円で、07年度以来の水準だ。
---引用ここまで---
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC28013_Y4A520C1EE8000/

 上記の含み益はここにはまだ入っていませんが、この国庫納付金の5793億円は丸々政府のものになります。税金を払わずに政府が国民のために使えるお金なのです。

 国庫納付金についてはこちらをご覧ください。
教えてにちぎん(日本銀行)
http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/outline/a25.htm/

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