官僚から人事を取り戻した(?)安倍首相 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

報道によると、官僚の幹部人事に関して強い権限を持つことになる内閣人事局の初代局長に加藤勝信氏が内定したようです。

内閣人事局、初代局長に加藤官房副長官(読売)


内閣人事局:政治主導強化鮮明に…初代局長に加藤勝信氏(毎日)


加藤勝信氏は、菅義偉、衛藤晟一、今井尚哉氏らとともに安倍側近の「新・四人組」の一人とも言われています。
安倍政権の命運を握る「新・四人組」(文春)


加藤勝信氏についてほとんど知りませんでしたので、少し確認してみました。
大蔵省出身とはいえ、あの木下康司氏とは毛色が違う気がします。

1.歴史認識等、全体的にまとも
 外国人参政権反対や集団的自衛権に賛成など全体的に真っ当な議員のようです。

 (1)靖国参拝2014年4月
  加藤勝信官房副長官、靖国参拝 公明・山口代表は「近隣諸国の反発を再び招く」と参拝閣僚らを批判も、安倍総理の行動は評価
  

 (2)選挙前.com
  自由民主党 加藤勝信 岡山5区 選挙前.com
  外国人参政権反対や集団的自衛権に賛成等


2.経済認識もわりとまとも
 (1)2012年年3月衆議院厚生労働委員会
  大蔵省出身ですが金融政策の重要性を理解しているようです。(安倍氏の見解に近い)
 アベノミクスの欠片もない2012年3月の時点で大胆な金融政策の重要さの認識を持っていたということが重要です。同じく大蔵省出身でも優れた経済認識を持たれている中山夫婦の系譜かな?

 2012年衆議院 第180回国会 厚生労働委員会 第4号(平成24年3月14日(水曜日))
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○加藤(勝)委員 今回の措置は、あくまでも対症療法でしかないし、今から離脱する人への対応でしかないわけでありまして、本質的には、しかも、円高、若干今円が戻っている部分がありますけれども、円高等々によって、いわゆる電機メーカーを中心に工場が相当閉鎖をされていく、あるいは縮小されていく、特に、企業城下町と言われている地域ではなかなか代替する雇用がないということで、これはしっかりフォローしていかなきゃいけない、こういうふうに私も思っております。

いずれにいたしましても、円高、デフレから一日も早く脱却するためのもっと大胆な金融政策の展開であり、あるいは本当に景気の回復に資するそうした対策をしっかりやっていただく、それがなくして、おっしゃるような三%台等への回復というのはなかなか見出し得ないということを申し上げておきたいと思います。
(以下略)
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  補足)対処療法と言っているのは民主党の雇用対策についてです。

 (2)2012年11月本人動画
  衆議院議員加藤勝信 約束します 「5つの再生」
  

  第1番目に円高デフレからの脱却を掲げています。


 人事という強力なカードの権限の一部を木下康司氏等から奪うことになるわけで、そのトップに安倍首相の側近が就任するのは、いいことなのではないかと思います。第一次安倍内閣のころからの悲願ですし。
楽観的すぎるかもしれませんが、安倍首相はまだやれるのではないでしょうか。


また、マスコミその他のバッシングが始まるんだろうな・・・(予言)


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